モスクワ空港で16時間の乗り継ぎ 過ごし方

訪問都市: 成田→モスクワ

観光: モスクワの空港で16時間の乗り継ぎ待ち

成田空港へ

今まではアジア圏ばかりだったので、今回は違うエリアに行くことにした。 気分が高まっていたせいか、寝つきが悪く、少々寝不足気味で朝をむかえた。 成田空港まではいつも通り京成線で行くこととする。 従来よりも短い時間で到着する特急が新しくできたようで、確か36分だかで日暮里ー成田を結んでいる。 どんなものか試してみたい気持ちもあったが、良いタイミングで通常の特急が到着したのでそちらを利用することにした。

空港に到着してまず気にしていたのはバックパックを手荷物として持ち込めるかということだった。 今回利用するのはアエロフロートというロシアの航空会社で、初めてだったので色々調べてみるとすこぶる評判が悪い。 特に荷物がなくなる話をよくめにしていた。

鍵をかけても壊されるときたもんだから、鍵のかけられないバックパックは絶対に預けたくないと思っていた。 最近はこの様な事はあまり起こらなくなったようだが用心するに越したことはない。 規定のサイズと重さは前日の夜に知って、実は少しサイズオーバーしていたので少々不安ではあったが問題なくチェックは通った。

しかし、自分自身のセキュリティチェックはなかなか通らなかった。 ボタンやファスナーにもいちいちブザーが反応したので、ズボンの中に手を入れられるというのを初めて経験した。

成田からモスクワへ

機内はとてもきれいで最新の機体のような感じがした。 モスクワまでのフライト時間は10時間程度あり、今までで一番長くなるので少しでも快適に過ごせるに越したことはない。 座席のモニター部分にはUSBとLANの接続口があり、パソコンを持ち込む人にとっては良いサービスだろう。 離陸時は激しく揺れた。 真っ直ぐに加速しているはずなのに、横揺れするので不安な気持ちになった。周りからもそんな感じの声が聞こえてきた。

そういえば着陸時に拍手が起こるというのを聞いた事があるが、ロシア人の国民性なのかどうかは分からないが、そうさせる気持ちになるのは感じた。 10時間は思っていたほど長くはなかった。映画や音楽を楽しんだり、ガイドブックを読み漁り、旅のルートを何パターンか考えて過ごした。 拍手は起こらなかったものの、とりあえずモスクワに無事到着。

モスクワ空港にて

モスクワ空港
空港とはいえなんだか寂しい景色

空港野宿 – モスクワの空港で16時間の乗り継ぎ待ち

まだまだ道のりは長く、乗り継ぎの前に16時間の待ち時間があるのだ。フライト時間に加え、これもまた今までの最長時間となる。この様な場合にどうするかの選択肢は3つ考えられる。

・モスクワに一旦入国して観光後戻ってくる
・トランジットホテルに宿泊する
・空港内でひたすら待つ

一つ目はVISAが必要となり、夕方着の翌朝発だから観光できる時間が短いので迷ったがパスすることにした。(ビザを取得してこなかった)
二つ目は値段が結構高いらしく、コスト重視でアエロフロートを選んでいるので、本末転倒となりこれもパス。 ということで、空港で一泊することを選んだ。

モスクワの空港は以前はイスもろくになく、長時間の滞在は非常に退屈なものだったらしいが、最近新しくなってから、快適になったという話は聞いていた。実際のところとてもきれいで、オマケにフリーのwifiもターミナルDではよくつながり、なんとかなりそうな感じがした。ターミナルD,E,Fは自由に移動する事ができるので、旧ターミナルなるであるFまで足を運んでみるとそこだけ薄暗く、イスもそれほどなかったので、確かに昔は退屈でしょうがなかっただろう。

Eに入るエスカレーターをのぼった所にカーペットが敷かれ、くつろげそうなスペースがあったので、程よくネットサーフィンした後にそこで横になって寝ることにした。仕切のあるベンチでないだけあってある程度の睡眠が確保できたので16時間待ちでも思っていたよりも暇を持て余すことはなかった。

カーペットで過ごす

窓際にカーペットが敷かれている。そこそこ広く、同じような旅行者もゴロゴロしてたりするのでここで寝てても問題ないだろう。
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