カッパドキア観光 – オフロードバイクで悠々自適に奇岩巡り

訪問都市: ギョレメ

観光: レンタルバイクでカッパドキア周遊(ギョレメパノラマ、ウチヒサル城塞etc)

ギョレメに到着 – カッパドキア観光の起点となる町

イスタンブールからカッパドキア(ギョレメ)までは12時間程度のバス旅であった。 2日連続の夜行バスではあったが、前日に乗ったブルガリア→トルコに比べると大分快適に移動できたので、 イスタンブールに到着したときよりも体力が回復している気がする。今日もこのまま観光できそうだ。

初日はツアーで周って、雰囲気をつかんでおいて、翌日からはバイクでも借りて自力で観光しようかと思っていた。 だけど、ツアーは朝の8~9時代に出発するものが多く、申し込み自体は間に合っただろうが、ホテルすら決まっていない状態で すぐさまバスに乗るのも気が引けたので諦めることにした。

まずはホテル探しだ。とりあえずシャワーでも浴びてから観光したい。バスターミナルのすぐそばのゲストハウスを訪れるも満室、 2件目でシャトー(sato cave hotel) というホテルに行ったら、空きがあった。チェックインは10時以降のようだったので、少々時間をつぶしてからのチェックインとなった。 このホテルは洞窟ホテルでいかにもギョレメらしい。シングルだが、部屋は広くベッドも2つあり安くて最高にコストパフォーマンスが良いと思った。

レンタルバイクで自走という選択肢もありだ

ギョレメのバスターミナル周辺には多くのレンタルバイク屋さんがあるので、いくつかのお店に行って値段や時間などの確認をした。 値段に若干のバラツキはあるものの、ちょっと高いところはバイクの程度も良かったりと、トータルで考えれば何処も似たようなものだろう。 折角だから、バイクに乗ること自体も楽しめるようにマニュアルバイクでもレンタルしようと思った。普段モタードに乗っているし、カッパドキアは 荒れた道とかも結構ありそうな気がしたので、オフロードバイクをレンタルすることにした。

嘘かホントかはわからないが、免許はいらないとか。パスポートを預け、8時間50トルコリラで借りた。 ヘッドライトもウインカーも付かないし、タイヤもそろそろ交換時期だなっていう状態で程度は悪いが、扱っている店があまりなかったのでしょうがないかなって感じ。

ギョレメパノラマ

ギョレメパノラマ

カッパドキア観光 – オフロードバイクで悠々自適に奇岩巡り

ギョレメに到着したばかりなので、全く土地カンがないし、元々方向感覚も全くない。心配な気持ちもあったが、未知の広大な大地をバイクで走れる楽しみに期待を膨らませ出発した。 今日は地理を把握することを一つの目標とし、近場の観光スポットを中心に周る事にする。気に入った所があれば翌日以降にまた訪問すれば良いやと考えていた。

最初に訪れたのはギョレメパノラマというところで、僅か数分で到着した。いかにもカッパドキアという感じで、雄大な奇観が楽しめる絶景ポイントだ。 一つ目の観光スポットにして早くもレンタルバイクにして正解だったと感じる。ツアー客はぞろぞろと来てぞろぞろと去っていくが、バイクで来れば自分の好きなだけ景色を堪能できるし タイミングをずらせば人が少なくゆっくり出来る。天候に左右されたり、安全面でのリスクはあるが、最高の自由が手に入ることは非常に大きなメリットだ。

バイクを少し走らせると大きな岩山が目の前に現われた。ウチヒサルという城塞だ。バイクで何処まで入ってよいのか良くわからなかったので、停車させて徒歩で向かったが、 乗り入れても問題無さそうだった。城塞に登ることも出来るが、今日のところは軽く散策するのみに留め、後日またゆっくり観光しようと思い切り上げた。

途中、メインの通りを外し、未舗装路も通ってみたりもした。特に目的の場所があるわけでもないが、単に走っているだけでも面白い。 車が入ってくることはあんまりないだろうからのんびりと自分のペースで走って、ちょっと気になるところがあったら停車させることも容易だ。何よりもツアーでは通ることのない道を 走れるのだから、ある種の優越感もある。決まりきったルートを周るだけだと、ガイドブックに載っているようなメジャーなスポットしか見れないが、 他の人が見ていない景色も楽しむことができる。見所一つをとってみても、そこまでの距離や角度によって見せる姿が変わってくるから面白い。 連続でバイクを走らせることは少なく、少し走っては停車させを繰り返し結構のんびりと移動していた。

おもな見どころでは3姉妹の岩やラクダ岩、あとはおそらくパシャバーという所を見てきた。他にも何かあったかもしれないが、自由に走って、観光スポットっぽいと思ったら 止まって写真を撮ったりしていたので、名前を把握していない場所もあるだろう。

3姉妹の岩のようなにょきにょきとした岩は、色々なところに点在しているが、どうやったらこんな形になるのかすごく不思議だ。 どれだけの期間をかけて形成されるのか良くわからないが、自然の偉大な力を感じる。

バイクをレンタルした時間がやや遅めであったので、時間が足りないかと思っていたが、十分満喫することが出来た。 地図を見た感じだと凄く簡単な道で迷うことはなさそうに見えるが、実際は少々迷う場面もあった。だけど、普通の方向感覚を持った人ならまず大丈夫だろう。 ヘッドライトが付かないボロバイクであったため、日が落ちる前にギョレメに戻り、宿周辺の道を軽く走らせて道を覚えた後返却した。

ウチヒサル城塞

ウチヒサル城塞

3姉妹の岩

3姉妹の岩

ラクダ岩

ラクダ岩

パシャバー

パシャバー

丘からギョレメを一望

さて、これからどうすかと考えるやいなや、一人の日本人に声をかけられた。今朝ギョレメに到着したときに、何人かの日本人に話しかけていたが、 自分が声をかけたうちの一人であった。どうやらすぐそばの丘の上からの景色が良いそうで、ビールを片手に一緒に丘の上に登った。

確かに景色は絶景であった。ギョレメパノラマも良かったが、ここからの景色は奇岩だけでなく、住居や街灯の暖色系の光もあわさりとても良い雰囲気であった。 こんな近くにこんな良い場所があったとは、灯台下暗しとはこのことであると思った。 丘の上には何人もの日本人が来ていた。朝到着したときから思っていたが、カッパドキアを訪れる日本人は非常に多い。特にソロの旅行者の遭遇率は 今まで旅行した地域で最も多いかもしれない。

ここで会ったもう一人の日本人と3人でその後食事をすることにした。 全員一人旅であるが、日中はそれぞれのスタイルで観光をし、夜はこうやって一緒に過ごせる仲間がいるというのはすごく嬉しいことだ。 旅の話を共有し合い、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

丘の上からのギョレメの町並み

丘の上からのギョレメの町並み
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