ハバナ~バラデロ 観光

訪問都市: ハバナ→バラデロ

観光: ハバナ市内観光、バラデロビーチ

ハバナ

今日は列車でバラデロに向かう予定で、列車の出発時刻は昼の12時頃だ。

若干時間があるので、ハバナをぶらぶらと散歩しながら程よい時間になったら発車駅のカサブランカに行くことにした。

特にこれといって観光したい場所があったわけではないが、滞在していたcasaが密集しているエリアから葉巻工場までは、 歩いてすぐの距離にあるし、立ち寄ってみることにした。何が見れるのかは知らなかったが、葉巻を販売しているようなので、 正規の値段くらいは知っておきたい気持ちがあった。

国会議事堂(カピトリオ)の裏にあるパルタガス葉巻工場というところだが、近くに行ってもそれらしき場所が見当たらず、 警備らしき人に尋ねると残念ながら休みであった。 工場付近だけあって、葉巻の客引きがいた。

付いていくと本物か偽物かもわからないものを高値でしつこく売りつけようと してくるのは目に見えていたが、あえてついていった。工場の隣のアパートみたいなところで、恐らく個人宅だろう。 予想通り次々と葉巻を出してきて勧めてきた。

相場は知らないが、値切ると相当下がり、自分は買わなかったが、 Kさんは購入することにした。相手は浮かない雰囲気だったので売れないよりかはましな位の廉価であったのだろう。 その後は観光のあてがなかったので、なんとなくぶらぶらして、ゆとりを持ってカサブランカに向かった。

市場

葉巻屋さん(個人宅)

カサブランカ→マタンサス→バラデロ

バラデロまではハバナからバスで行った方が楽だし早いのだが、ここはあえて列車を使うことにしている。

キューバには路線もそこそこあるが、遅れや時間変更が多々あり、時間にゆとりのある旅行者以外は向かないことは知っていた。 しかし乗ろうとしているハーシー線というのは区間が非常に短く、今回の旅行の中で何処かで一回列車を試すとしたら ルートや移動時間の面からいって一番最適な区間であった。

列車はとても古い2両編成であった。ハバナ近郊の駅なのに、本数が少ないうえに2両なので田舎の路線といった感じがする。 レトロ感がとても良い感じだったので、思わず車内も車外も複数写真におさめてしまった。 マタンサスまではおよそ3時間の移動となり、ハーシーという駅を経由する。

路線名にも含まれるこの「ハーシー」だが、 日本でもお馴染みのチョコレートHERSHEY’sに由来している。革命以前に工場がキューバにあったようだ。 キューバなので遅れることは想定していたが、予想通り1時間遅れでマタンサスに到着した。

当初はバスに乗り換えてからバラデロに向かおうと思っていたが、バスの時刻が不明であり、鉄道でのロスもあったので、 タクシーを使うことにした。車内で駅員とも話していたのだが、マタンサスに着くや否や手配をしてくれた。 道はかなり綺麗で、海岸沿いを100km以上で飛ばすものだからバラデロまではアッと言う間だった。

カサブランカ駅

チョコレートでおなじみのハーシー

バラデロ到着 宿探しに苦戦

問題は無事に宿にチェックイン出来るかということだった。クリスマスシーズンのリゾート地にホテルの予約も無い状態で 訪れているので最悪何処も押さえられないリスクはありそうだ。ただ、今まで宿に入れなかった経験はないし、最悪でも 気候上、野宿でもなんとかなると思っていた。

普段はゲストハウス等のバックパッカー向けの宿(キューバならcasa)を好むが、 バラデロでは折角なので、高くてもオールインクルージブ(食べ飲み放題)のホテルに泊まってみたいと思っていた。 幾つか目星をつけていたホテルにあたってみるもFULLの回答しかかえって来ない。

予算を考慮する余地も無さそうだったので、 ドライバーお任せで数箇所まわってもやはり同じ。。そして、もうcasaでも何でも良いやと思ったものの、これまた苦戦。 casaは個人宅なので、そもそも家主がいなかったり、いてもキューバ人で一杯であったりと思うように事が進まなかった。

10箇所以上はあたっただろうか。雨も降ってきて残念なことになりそうであったが、通行人の紹介により、何とか空きのある casaにたどり着くことができた。すっかり日も暮れてしまったが、安心できてよかった。 ちょっと海に入るか、サンセットくらいは見ておきたいと思っていたが、それは叶わず、ビーチでビールを飲み、 最寄のレストランで食事を済ませて初日は終了となった。

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