デリー再び – ゴールデントライアングルの旅を終え戻ってきた

訪問都市: ジャイプル、デリー

観光: オールドデリー、ラール・キラー

ジャイプル散歩 – 思いの外貧富の差が大きい

ゴールデントライアングルをまわるツアーはもう終盤で、残すのはジャイプルからデリーまでの移動のみだ。午前中のうちにドライバーと待ち合わせをして戻るので、それまでのわずかな時間はホテルのまわりを散歩して過ごしていた。

限られたエリアのみだったのでとりわけおもしろいものは発見しなかったが、1つ感じたのは貧富の差が凄まじいということだ。宿泊したホテルの通りと一本裏くらいまでは裕福そうな家が多く、きれいな一軒家に車までも所有していたりする。 だけど、ちょっと奥まったところに足を運ぶと突然ブルーシートやトタンの家が軒を連ねている。 たかが道一本違うだけで、どうしてここまでギャップがあるのかと驚いた。

ジャイプル散歩

ちょっと道を外すと雰囲気がガラっと変わる

ジャイプルからデリーへ – 鬱陶しいドライバーと二人っきり

これまではKさんと3人でプライベートカーを利用していたが、ここでお別れで、デリーまでの道のりはドライバーと二人っきりだ。 車内では鬱陶しいってなんの、先日のチップの話ばかりだった。Kさんは学生だからお金が無いがおまえは働いてるから20ドル払えという謎理論を押し通そうとしてきた。日本と10倍以上の給与格差があるので、インドでの20ドルはチップとしての域を越えている。粘りに粘って、5ドルと腕時計(実は100均)でお互い納得のいくところで落ち着いた。

デリーの街中を歩いているときは首都という感じではしなかったが、デリーに近づくとビルが目立ちはじめ、やっぱり栄えているんだろうなと思った。インドはITが進んでいるというが、一部のオフィス街にだけ集中しているのだろうか。これまで先進ぽさを感じなかったので疑問に思う。

デリーに到着してからほとんどの時間を誰かと一緒に過ごしていたので、これから一人で街を歩くとどんな感じなんだろうと楽しみに思いつつドライバーと別れた。

デリーに向かう途中の町

デリーに向かう途中の町
デリーに向かう途中。軽食をとるため小休止
人通りは多いが観光客は皆無だろう
人通りは多いが観光客はほぼ来ないだろう。
布屋さん
屋台
屋台のジュースはデリーに到着してから試してみよう。

そろそろデリーに到着

デリーの街並

到着!

デリーに到着
わずかな時間ながら、ひとり旅開始だ!

デリー再び ぶらぶら街歩き

デリーでは街歩きが中心で、その中で若干の観光スポットに立ち寄るスタンスで行動した。これまでは車で観光スポット間を移動することが多く、なんの変鉄もない道を歩く機会がそれほど多くなかった(街歩き好きのものにとってはだが)。なので解放された今、自由にぶらぶらしようと思った。

まず思ったのは、多くの人がいるのにほとんど話しかけてくる人がいない。初日のデリーではさんざん何かを企んでいる人が寄ってきたし、アグラやジャイプルでもその傾向が強かった。なのになぜなのか。ぶらぶらしながら有名っぽい観光地にも1つ2つ立ち寄ったが、あの鬱陶しいデリーはどこに行ったのか不思議でならなかった。 もう旅の終盤でだらだらしてるオーラが出ていて、お金にならないと感じ取られているのだろうか。

まあでも街歩きは面白い。一言でいうならカオスで、整然とした日本とギャップがあるので、インド人にとっての日常でも新しくうつる。一番印象的なのは野良牛の存在で、デリーの中心地にいるとは思っていなかった。日本だと東京駅周辺に当たる場所に犬や猫ではなく牛がいる。そして神聖なる牛によって交通渋滞が起こったりするので可笑しく思う。

もう帰国するだけなので腹を壊しても良いと思い、締めに屋台っぽいところでジュースを飲んでみたりもした。コップは洗っているか怪しく、フルーツに謎の液体を入れてからシェークしていたのでこれはアウトかもしれないと思った。しかし、甘いジュースは旅の疲れに効きすごく美味しく感じた。そして腹はユルくなる程度で済んだ。

町歩きが面白い オールドデリー

オールドデリーはリキシャが多い
オールドデリーはリキシャが多い
すごい人
不思議と誰にも絡まれない

ラール・キラー – ムガル帝国の赤い砦

ラール・キラー - ムガル帝国の赤い砦
「赤い城の建造物群」としてユネスコの世界遺産に登録された

もう腹壊してもかまわない!

屋台のジュース
ローカルものは色々試したいので、屋台でジュースを飲むことに。
絞った果汁はわずかで、バケツから取り出した謎の液体(腹壊しそう)をたっぷり加えて提供される。

デリーから空港へ はじめてオートリキシャが目的地に着いた!

帰国便は深夜だったが、日が落ちると何もできなくなるので、日没過ぎに空港に向かうことにした。時間はたっぷりあるので、タクシーではなくオートリキシャを使うことにした。

「エアポート」と伝えると、オーディオのスイッチを入れ、音楽をガンガンならしながら走り出した。日は落ちていたが、デリーの街並みをインドのバックミュージック付きで眺めながら空港に向かえたのは嬉しかった。

流石にもう帰る人を嵌める人はいないのか、難なく空港へついた。 そもそも目的地につかないタクシーだらけと言うのはおかしな話だが、ここはインド。当たり前のことなのにちょっと感心してしまった。

オートリキシャ

オートリキシャでデリー市内から空港へ向かう
オートリキシャでデリー市内から空港へ向かう

リベンジしたいインド旅行

キャセイパシフィックin香港

駆け足でまわったゴールデントライアングルの旅だったが、ひとつだけ残念だったことは自力でまわれず時間の都合でチャーター車を利用することになった点だ。効率良く観光地巡りができるので、多くの素晴らしい建築物を見ることができたが、その反面、自由度が低く、インドの生活感というか、素の部分を見る機会が少なかったように思う。

今回の旅行はお試しインドという感じで、スケジュールがタイトで、思い通りにならないことも想定していた。しかしながら実際にそうなってしまうと不完全燃焼感が強く残り、また行かずにはいられない気持ちになってしまう。 次はもう少しゆとりを持ち、バラナシ辺りにも足を運んでみたい。

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