イスファハン観光&夜行でシラーズへ

軽く買い物しながらモスクへ

日本から持参した紙おむつが帰国まで微妙に足りなくなりそうな気がしていて、ズボンも数枚処分してしまったので、まずはその調達をすることにした。 そもそも紙おむつを使う習慣があるのかも分からないのでヘタしたら手に入らないと思ったが、思いの外そんなことはなかった。子供服を扱う店は多くこちらは入手が容易だ。

そして、タクシーでモスクが2つあるエリアに移動した。タクシーを降りて間もなく、先ほど購入したズボンが手元に無いことに気づいた。 数十メートルしか歩いていないので戻りながら探したが無いのでタクシーに忘れてきたのだろう。こんな一瞬で無くすとは。。 この周辺もちょっとしたマーケットになっているので、再度購入してからモスクに向かった。

マスジェデ・ジャーメ / メナーレ・マスジェデ・アリー

マスジェデ・ジャーメは金曜モスクとも呼ばれているエスファハーンで最も古いモスクだ。 創建は8世紀。長年に渡り改修・増築が繰り返された結果、各時代の建築様式が混在していてどの部分がどの時代に建てられたかの特定が困難という複雑な歴史を持っている。

各時代のペルシャ様式が一堂に集まっているのでとても貴重な存在で、とあるイスラム建築研究者は「建築様式の博物館である」と評しているようだ。

続いて徒歩で次のスポットへ向かった。途中ギヤーム広場という場所を通った。エマール広場のような感じだが、スクエア状の広場を取り囲むお店は空っぽで人通りも殆ど無い。まだ開発中なのだろうか。 広場抜けて路地を歩いているとそびえ立つ巨大なメナーレ(尖塔)が目に入ってきた。

エスファハーンで最も高いといわれるメナーレ・マスジェデ・アリーだ。通常は礼拝の呼びかけに使われるのだが、かつては砂漠の中の道しるべとしての役割もあったようだ。

エマール広場

またもやエマール広場に足を運び、まだ訪れていなかった世界遺産、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーを見学した。 エイヴァーンも美しく、外から見るドームの装飾も目を見張るものがあるが、内部も非常に繊細で綺麗だ。

モザイク模様は絵柄が描かれたタイルではなく、彩色タイルをモザイク状に並べて作られていて完成まで17年かかったようだ。 壁面上部の小窓からは差し込む光もまた良い味を出していた。

これでイスファハンで見ておきたいところは一通り観光した。嫁は買い物がしたいというので、子守をしながらエマーム広場で待つことにした。しばらく子供を芝生で遊ばせてその後、縁石に腰をかけてまったりしていると、イランの青年から声をかけられた。

車とかバイクの話が多かったが、ランクルがべらぼうに高いのには驚いた。日本では6万ドル位だと話したらイランでは30万ドルするという。 昨日マッシーから聞いたイスファハンの家と同じ価格だ。青年は日本人はフレンドリーだと思っていて嬉しく思う。

この広場には多くの観光客が集まるので、青年は毎日いろんな人に声をかけているようだが、日本人はとりわけ友好的に対応しているようだ。

夜行バスでイスファハンからシラーズへ

イスファハンの観光はこれで終了で、夜行バスでシラーズへと向かう。

それまで少し時間があるので先日訪れたアッバースィーホテルに再度足を運んだ。 宿泊は高価だが、レストランはそれほどでもなく雰囲気も良いのでお茶しながらゆっくりするには良い所である。 レストランからバスターミナルへはタクシーで向かった。ゆとりを持って動いたので、出発まで1時間くらい構内で待っていた。

0時ごろの出発だったと思うが、イスファハンからシラーズへは7時間かからない位だった。 子供が泣いたりしないか心配だったが、到着まで全く起きることはなかった。シートが広々していて、こどもの体格なら布団で寝るのとほとんど同じ格好で寝れたのも幸いした。

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