シラーズ観光 (世界遺産 ペルセポリス)

シラーズに到着 ホテルがなかなか見つからない

イスファハンからシラーズまでのバス移動は7時間弱だった。夜行にしては少し短かったのでもう少し寝ていたい気持ちもあった。 ひとまずタクシーで中心地まで移動してホテルを探すことにした。最初のホテルは満室だったが、恐らく10時には空きが出るのでまた来てくれという。

宿泊客次第であてにならないので一旦パス。ホテルが密集している通りがあるのでガイドブックの情報と照らし合わせながら良さそうなホテルをたずねるも満室。次第に選んでいる状況では無いと感じて片っ端から空室を確認した。 6〜7件まわって何とか空室を見つけられ、ひとまずホッとした。

ステンドグラスが美しいモスク

シラーズで初っぱな観光したのはマスジェデ・ナスィーロル・モスクで別名ピンクモスクと呼ばれているところだ。 通常モスクは青を基調としたデザインだが、ピンク色が使われている。外観の美しさもさることながら、なんといってもステンドグラスが美しいモスクで知られている。

朝早い時間に訪れるがベストで、モスク内のステンドグラスに陽の光が差し込んだ時に、ペルシャ絨毯にカラフルな光が映し出され幻想的な空間が創りだされるのだ。うちの子供も大喜びで、キラキラと言いながら両手をかざして不思議そうにしていた。

ペルセポリスに向かう 子どもが体調を崩し病院へ

ペルセポリス観光を今日にするか明日にするか迷っていたが、休憩中のタクシードライバーに聞いてみたら簡単に行けてすぐにチャータで出してくれるみたいだったので早速行くことにした。側のファーストフード店で軽くお昼を済ませてタクシーに乗った。

ペルセポリスまでは60kmほどでタクシーで1時間の距離だが、半分くらい差し掛かった頃に子どもが急に吐いてしまった。車酔いはしたことが無く、いつもより元気が無いので体調不良かもしれない。心配だったので病院に寄ってもらうことにした。

ドライバーに立合ってもらい、症状を説明。注射+薬で対処することになった。良くわからない土地の小さな病院で注射とは心配だが、衛生的には問題なさそうだ。注射器は新品だったし、薬もアンプルをその場で折ってから使用していた。当たり前のことが、そうでないケースもありそうなので安心だった。

子どもはおしりに注射を打たれ大泣き。まさかの事態だったが、一時的なもので体調の回復は早かった。 観光を続けても問題ないとのことで、そのままペルセポリスに向かったが、到着する頃にはだいぶ元気になっていたので良かった。

ペルセポリス 世界遺産に登録されているイランを代表する遺跡

イランのペルセポリス、ヨルダンのペトラ遺跡、シリアのパルミア遺跡はイスラム圏の3大観光遺跡と言われている。

しかしながらイスファハンで夜行バスのチケットを手配するまではシラーズ自体パスしようかと思っていた。 というのも、がっかりスポットという意見が多く、子連れで3都市周遊は厳しいと感じていたからだ。

実際のところはそれなりに楽しめたが、あまり形をとどめていなくて何もない印象を受けた。 だからこそペルセポリスというのもあるのだが。(名称は「ペルシアの都」と、「都市を破壊する」からきているもよう。) ちょっと丘に登れば全体が見渡せて、壮大な感じを味わえただろうが、とにかく日差しが強くて逃げ場がなかったし、 子どもも心配だったのでサラッと最低限の観光だけにとどめてドライバーのもとに戻った。

当初の予定では他にも3箇所連れて行ってもらうはずだったが、近くの壁画の遺跡だけを軽くみて引き上げることにした。

バザールとか

ホテルで少し休憩したのち、洗濯物がたまってきていたのでとりあえずクリーニングに出すことにした。

翌日は休みのようだが急ぎで当日仕上げてもらえることになったので、その間バーザーレ・ヴァキールというバザールを見に行くことにした。大規模な市場で、日用品から綺麗なお土産物まで売られており、歩いているだけでもにぎやかな雰囲気で楽しいところだ。

食事時になりレストランを探していると、年配のイラン人に会い、人気のレストランまで案内してくれた。満席だったのでテイクアウトして広場のテラスで食事をとった。その後みんなでお茶を飲んで程良い時間になったので洗濯物をピックアップしにクリーニング店へ。

夜はホテル横のフレッシュジュースの露天で少しだけまったりタイム。人気店ぽくて続々とイラン人が買いに来る。 そしてフレンドリーな人が多いので結構話しかけてくれたりもする。ちょっと外出しただけで、現地の人とのふれあいが色々あって面白い。

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