メキシコシティ~グアナファト

訪問都市: グアナファト

観光: グアナファト市内観光、ピピラの丘、夜のパレード

メキシコシティからグアナファト

パレンケからの夜行バスは朝早くメキシコシティに到着した。残りの滞在予定地はこことグアナファトだけだったが、様子見で一泊するよりかは、先を急いでこの足でグアナファトへ向かうことにした。

首都は今後の旅行において、ストップオーバーなどで立ち寄れる可能性があるので、迷ったときは行く機会が少ない方を先に観光することにする。 バスターミナルは予想以上に大きくて驚いた。ターミナルが広いだけでなく、売店などの施設も充実している。さすが首都だけあって各地への便も豊富だ。

グアナファト行きは毎時出ていて、チケットの手配から移動までスムーズに事が進み、7:30に出発したバスは正午にグアナファトに到着した。ターミナルから市内へは市バス移動したが、だいぶ細くてウネウネした道や地下道を通ったりして、バスからの眺めだけで楽しそうな街だと感じた。

メキシコシティ中央駅

すぐさまグアナファトへ

グアナファト観光

中心地に到着し、まずは宿決めということで、世界のバックパッカーが集うと書かれていたゲストハウスに入ってみた。

しかしながらドミトリーの同居人は皆無で共有スペースとかもひとけがなくてひっそりしていた。 観光一発目はピピラの丘というところに行くことにした。まずはこのきれいな街並み全体を丘の上から眺めてみたいと思った。歩いても行けるようだが道がわかりにくそうだったので、それは帰路にする事にし、行きはケーブルカーを利用した。

ピピラ記念像の前が展望台のようになっていて、日本では見たことのないカラフルな街並みが一望できた。 グアナファトはメキシコで一番美しいと言われていて、街全体が世界遺産に指定されているようだが、それもうなずける素晴らしい眺めだ。帰りは徒歩で丘を降ることにした。道は結構細くて入り組んでいて、人通りも少ない。強盗もしばしば出没するようなのでそれも考慮してルートをそらさないように真っすぐおりた。治安さえ良ければ路地を散策したいところだったので惜しい。

続いて口づけの小道を訪れた。居住地域は狭い土地を有効に使うために、軒を接して建てられていてその間道はとても狭い。この、口づけの小道はバルコニーから恋人たちがキスできたという例えがあるようだ。 その後もずっと市街を散策していたが、街並みがきれいだし、歩いて雰囲気にふれているだけで十分に楽しめる。

夜のパレード

街中には風船を持っている人がちらほらいて、街並みといい、その光景といい可愛らしいと思っていた。夕方になるとその数は増し、どうやら今日は特別な日っぽいことに気づいた。夜には人が溢れてきて、縁石も腰掛ける人々で埋め尽くされてきた。

たまたまオープンレストランに空席を見つけたので、食事をしながらそのうち始まるであろう何かを待っていた。じきにパレードが始まったので慌てて会計を済ませて見学しにいった。 そしてカラフルな風船は一斉に放たれ空を埋め尽くした。この光景を見るのは小学生ぶりくらいかもしれない。そしてここまでの規模は初めてであった。何のイベントかよくわからないが、タイミング良くこの日に当たり満喫できて良かった。

ゲストハウスにて酒を交わす

ゲストハウスに戻ると旅行者が一人増えていた。せっかくのドミトリーが一人利用になるのは味気なかったので、旅行者に遭遇できたことをうれしく思う。 お互いにお酒が好きなようだったので、近くの酒屋でテキーラを買ってきて、ゲストハウスのテラスで酒を交わした。

アメリカ生まれのメキシコ育ちで、アメリカでの生活が窮屈に感じてメキシコで生活することにしたそうだ。 経済的にゆとりがあることと、豊かな生活を送れることは別問題であることは十分に感じていたので、 言っていることに同意だった。 酒も会話もすすみ、缶ビールを2本空けたうえで、買ってきたテキーラのボトルも全て飲み干してしまった。

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