メコンデルタクルーズ – 貸切チャーターで行く日帰りミトー

訪問都市: ホーチミン、ミトー

観光: メコンデルタ、サイゴン教会

まずは価格交渉してバイクを手配

8時過ぎにチェックアウトし、ホテルの隣にあるレストランで軽く朝食を済ませた。 今日の予定やバイクの値段交渉などをする必要があったので近くのカフェに行き、コーヒーを飲みながら話をした。

メコンデルタまで往復して、 戻ってきた後に市内を軽く回る予定で話を進めた。時間数で10~12時間程チャーターする予定だった。 相手は80万ドンを要求してきた。1kmで3000ドンかチャーターする場合は時間当たり2~3万ドンが相場なので明らかに高い。 メコンデルタまでは往復で140km程である。時間と距離を考慮し30万ドンで交渉し話がまとまった。

出発の前にバイクを変えるらしく、少し待っていると違うバイクがやってきた。中国製のバイクからホンダのバイクに 変わったのだ。といっても車体がホンダでエンジンは中国製である。燃費は悪いらしいが車体が良いので 長距離の移動でいくらか安全になるらしい。

しかもヘルメットも用意してくれた。ベトナムではノンヘルでバイクに 乗るのが普通だが、安全を考えてくれるとは気が利いていると思った。

準備も整ったことだしいざ出発!と思いきや、 免許証がないとか言ってきた。

無免なのか不携帯なのかはよく分からないが運転手も換わってしまった。 気が利くと思った直後に不安に感じ、複雑な気分である。交渉した相手と運転手が違うとトラブルになりそうな 気がしたので、戻ってきて市内観光が終わったあとに合流して料金を払うことを運転手に伝えてもらった。

デタム通り
デタム通りのカフェでコーヒーを飲みながらバイクチャーターの交渉

バイクでホーチミンからミトーへ

いよいよ出発である。ホーチミンは非常にバイクが多い。しかも常にどこかでクラクションがなっていてノイジーである。

市内を抜けるまではものすごい交通量で3人乗りや時には4人乗りのバイクを見かけ、日本とのギャップを感じる。 何キロか走ると急に田舎っぽくなり、信号が殆どない一本道になった。天気は良好だし、風を感じながら景色を 楽しむことが出来るので乗っているだけでも楽しい。

ツアーで行くとバスでの移動になってしまうので、 個人行動の醍醐味である。2時間ほどでメコンデルタの入り口の町であるミトーに到着した。

フェリー乗り場に行くと運転手の知り合いらしき人が待っていた。ここに向かう途中にバイクに乗りながら 何度も電話をしていたが、恐らくこの人と連絡を取っていたのだとと思った。話は分かっているらしく、 運転手と別れてここからはその人と一緒にフェリーに乗った。

その人は日本語を話した。 フェリーの中で写真を見せてもらい、日本語ガイドということが分かった。15分ほどで到着し、 ガイドさんと一緒に船頭さんの所へ向かった。

バイクタクシーでホーチミンからミトーへ

ホーチミン市内
ホーチミン市内から出発!
ホーチミン郊外にて
街を離れるとすぐに田舎っぽくなり動物も見かける。
ホーチミンからミトーへ続く一本道
一本道が果てしなく続く。
車両を運ぶ船
車両を運ぶ船
メコン川
メコン川
メコンデルタクルーズの拠点となる町
クルーズの拠点となる町に到着! ここで船頭さんとボートの価格交渉をすることに。

メコンデルタでも価格交渉

元々はメコンデルタに着いてから自分でツアーを申し込むか、客待ちの船頭さんを探して乗せてもらおうと思っていた。

しかし、実際はホーチミンを出発した時点から乗る船が決まっていたかのような感じがし、 相手の思惑に乗せられた感があった。メコンデルタで多額の金額を請求されるなどのトラブル情報を何度が 目にしたことがあったので、警戒心が強まった。

迂闊に乗ってしまうと厄介なことになるので予め時間、 内容料金について明確にする必要があった。 時間は3~4時間で、その他の希望も伝えると言い値は60ドルだった。

お決まりの日本語ノートを見せてきた。「通常XXドルのところXXドルで…満足しました。」とか書いてあり、 良心的であることをアピールしてきた。 一人で一隻利用するにしてもやはり高いと感じる。30ドルでないと乗らないという態度で粘ったらこちらの言い値で通った。

このクルーズ用のボートをいくらでチャーターできるのか!?

チャーターする予定のクルーズ船
長らく交渉して30ドルでチャーターすることに。

メコンデルタ – ボート一隻チャーターしてクルージング

8人乗り位の中型エンジンボートに3人で乗り込み出発した。

4つの島があり、コースはクルーズしながら 全ての島を散策すると内容だ。貸切なので先頭に座って景色を十分に満喫できるのでVIPな気分だ。

心地よい川風に吹かれながら中州へと進んでいった。両脇には水ヤシは茂り、のんびりとその間を進みながら 眺める光景は非日常的な感じがした。ときおり川で遊ぶ子供達や小船ともすれ違いながら1つ目の島に到着した。

少し歩くと檻に入った2m位の蛇が目についた。眺めているとガイドさんが蛇を取り出し、肩に掛けてみようと言ってきた 抵抗があったが、興味もあった。折角の機会なのでチャレンジすることにした。

肩に乗せると、ズッシリとしていて 微妙な冷たさを首で感じゾクゾクした。締め付けられないか少々不安があったが、初めて体験できたのでよかった。 その後蜂蜜農園の蜂蜜を頂き、5種類のフルーツを味わった。少し休んだ後に別の島へと移動した。

果樹園やココナッツキャンディ工場を見学しながら散歩をした。ガイドさんは散策の途中、いろいろ気を使ってくれたり、 ボートの運転をさせてくれたりととてもいい人だった。

最後の島へ行くとここで捕れる魚を食べた。 象耳フィッシュとかいう名前の魚だったと思う。唐揚を頼んだのだが、大きな魚を丸々揚げたのが出てきてビックリした。 オーナーの娘さんらしき人が親切にもライスペーパーで野菜などと併せて春巻きにしてくれたのでそれを頂いた。

フルーツを食べ過ぎたこともあり満腹になって眠くなったのでハンモックで休憩することにした。 空を見ながらボーっとしているとホーチミンにいた時のことが頭をよぎり、ギャップを感じる。ここはとても静かで 自然に囲まれながらゆっくりと時間が流れている感じがする。

時間があったら1泊してみたいとも思った。

しかしそろそろ予定の3時間がたとうとしていた。念のためにバイクの運転手を島によんだ後代金を払うように していたので、合流後にガイドさんとお別れした。フェリーの出発時間も近かったので、バイクで乗り場へと向かった。

メコンデルタクルーズ いざ出発!

メコンデルタクルーズ出発
川幅が広いエリアから出発して徐々にジャングルに入っていく。
メコン川。徐々に狭くなっていく。
徐々に水やしジャングルに近づいてきた。大型船は乗り換える必要があるが、小型船はそのまま進む。
水やしがしげるメコンデルタ
徐々に狭くなってきた。
手漕ぎボートでメコンデルタ観光
手漕ぎボートで入る観光客も多く見かけた。
水やしの木陰で休む人々
休憩中の舟が多数。

ココナッツキャンディ工場

ココナッツキャンディ工場
「ファクトリー」と言っていたので機械的なものを想像していたが、手作り製法だ。混ぜ混ぜ体験させてくれた。

果樹園にも連れていってもらった

メコンデルタの果樹園
果樹園の生活風景
島の生活。家族で水浴びしている姿もみられた。
家畜の豚
家畜発見
ドリアンに似たフルーツ
ドリアンかと思ったがトゲトゲしくないので別の果物か?

大蛇首巻き体験!!

大蛇首巻き体験
微妙に冷たくてどっしりしている。うっかり締められたらと思うと恐ろしいが貴重な体験だ

島で取れたフルーツをいただく

島で取れたフルーツ
こんなに大量に出てくるとは! 新鮮で美味しい。

メコンデルタ名物 – 象耳フィッシュ

メコンデルタ名物 - 象耳フィッシュ
メコンデルタでとれる有名な魚。ライスペーパーで春巻きの様に、野菜などと一緒に巻いて食べる

土砂降りの中バイクでホーチミンに戻る

フェリーを降り、来た道をひたすら戻った。途中雨にも降られたがこっちの人はまったく気にせず運転するようだ。 一年の半分が雨季という事もあるだろう。荷物入れからカッパを取り出すとそれを着て即運転開始。

バイクは2人乗り3人乗りが当たり前なので、カッパもそれ用にできている。背中部分がマント状になっているので、 後部の人は頭からかぶれるようになっているのだ。子供3人が後ろでカッパをかぶっている姿なども見れ、 なかなか面白い光景だった。

ホーチミン市内に戻ったころには日が落ちかけていた。雨は止んでくれたので、 予定通りバイクで軽く走ることにした。

サイゴン教会とサイゴン川に行った。 どちらも写真を撮っただけでそれほどゆっくりしなかった。日中に炎天下の中、重い荷物を持って行動していたのでへとへとになっていたのだ。

ホーチミンはバイクが多い
とにかくバイクが多い。建物の中でも降りて押すようなことはしなかったので驚いた。

夜のホーチミン観光

サイゴン教会

ライトアップされたサイゴン教会

サイゴン中央郵便局

ライトアップされたサイゴン中央郵便局

サイゴン川

夜のサイゴン川
サイゴン川のディナー船
ディナー船

本日のゲストハウス

宿泊したゲストハウス
ガイドさんに紹介してもらったホテル

軽く観光を済ませたあとは、朝出発した場所に戻り、仲介役のガイドさんと合流した。
近くにあるホテルを紹介してくれたので一旦チェックイン。そしてドライバーにバイクタクシーの料金30万ドンと数万ドンのチップを支払った。
ベトナムでは結構な金額なのだろう。 受け取る姿が嬉しそうに見えた。長い時間付き合ってもらい感謝している。

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