フエ – ベトナム最後の王朝があった古都

訪問都市: ホーチミン→フエ(鉄道)

観光: フエ町歩き、ドンパ市場

子どもたちと寝台席でたわむれて過ごす

目が覚めたときには朝日が昇り始めたときだった。丁度いい時間に目が覚めたので窓越しに風景を眺めていた。 かなり田舎っぽく田園風景が続いている状態だった。朝日も見れたことだし、満足して再び眠りに落ちてしまった。

次に目が覚めたときには1人の男の子が自分のベットに座っていた。なんだかこっちに興味を示している様子で 気を引こうとしてきた。ピースしてきたり何か喋りたそうな雰囲気も感じられた。

少したつと他の子供たちも寄ってきて、 4人の子供たちにベットを占領されてしまったのだ。4人とも小学生くらいなのだが簡単な英語を話すことができた。 教育の違いのせいだろうか。少し意外な感じがした。

「何処から来たの?」「名前は?」等のちょっとした質問を受けた。

その後手元にあったガイドブックに興味を示してきたので見せてあげると、ベトナム語のページを見ながら 指をさして色々と質問してきた。違うシチュエーションで使うような言葉でも構わずに使ってくる。

しかも4人から交代に同じ質問を何度も受ける状態が続いたが、楽しそうにしている姿を見て暫く相手をした。 ベトナムの子供たちは好奇心旺盛で人懐っこい印象を持った。しかも笑顔がとてもかわいいのだ。 何だかんだであっという間にお昼になってしまった。

昼過ぎにフエに到着すると思っていたので、 今どの辺にいるのかを同室者にきいてみるも言葉がわからない様子。車掌さんにきいてみると時刻表を見せてくれ、 まだ全然着かないことが判明した。

乗るときに到着時刻を見間違えたようだ。20時間も列車に乗っているとさすがに 暇になってくる。到着するまでの時間は本を読んだり、子供たちと遊んだり、景色を見たりして過ごした。

車窓の景色

朝日が昇り始めた
朝日が昇り始めた
田舎の景色が続く
田舎の景色が続く
駅の周辺には多少の民家あり
駅の周辺には多少の民家があったり、
ベトナムの田舎でバイクに乗る人
たまに人も見かけるけど、
田んぼ
ひたすら田舎が続く
山の中を走る列車
山の中を走る列車
ベトナムの海
海が見えた!
ベトナムのビーチ
白い砂浜で綺麗そうだ
海沿いを走るベトナム鉄道
しばらく海沿いを走り景色が良い

同じ車両の子供たち

同じ寝台車両の子供たち
ベッドを乗っ取られた。好奇心旺盛で人懐っこい。

車内の通路

ベトナム鉄道の車内
そろそろ到着

ようやくフェに到着 – 20時間の鉄道旅

午後の3時位だったと思うがようやくフエに到着した。

駅から出ると速攻人が集ってくる。 タクシーやホテルのスタッフなど客を引こうとしてくるのだ。まずはハノイまでのチケットを押さえたかったので 無視していたが、ホテルの名刺を差し出してくる人がいて、それが宿泊しようと考えていたホテルだったので足を止めた。

「10ドルくらいの部屋空いてる?」ときいてみると空いているようだった。チケットもホテルで取れるというので 宿泊することにした。

車でホテルに向かい部屋を見せてもらった。部屋は結構綺麗で広く、3つもベットがあった。

値段を聞くと30ドルだという。スペシャルルームらしいがこのような部屋は求めていない。

別の部屋はないかと確認するとないとか言ってきた。いきなり話が全然違ったので他のホテルに泊まる態度を見せたら 2つ目の部屋が出てきた。さっきとさほど変わらずまたもやベットが3つ。

今度は20ドルだ。 値切ったら15ドルになった。ベランダ付きで、初めての浴槽もあった。満足いく部屋だったので別の部屋は要求せずに ここに決定した。荷物を置きシャワーを浴びた後、早速散策に出た。ここのホテルでバイクでフエの名所を廻るツアーに 申し込んだので、軽く散歩する程度にした。

20時間の移動の末、フエに到着!

フエ駅のホーム
駅を出ると客引きがわんさか寄ってくる。客引きのバイクでホテルに向かう。

BINH DUONG II HOTEL

ホテル BINH DUONG II HOTEL
ベッドが3つもある。
ホテルのテラス
テラスもバスタブもあって綺麗だったのでこのホテルに決定。(15ドル)

フエ町歩き観光

フェの町並みは落ち着いた感じがする。

そこそこの交通量はあるのだが、ホーチミンよりも遥かに少なく どこか田舎っぽい雰囲気もある。人柄も大分違うようだ。町を歩いていると頻繁に客引きに会う。 これはホーチミンと一緒だが、何度も断る必要が無く、大抵一度言えば諦めてくれるのだ。

町を歩いていると、うんざりするくらい声をかけられるのでこれは結構重要なことである。 フエ市内は程よい大きさで意外と歩きやすかった。

散歩しながらドンパ市場という所だけ見に行くことにした。 市場は何処も似たような雰囲気だ。この市場では、1階では食料品と雑貨類を扱っていて、2階は殆どが衣料品だった。

そして建物の周りには生鮮食料売り場が犇めき合っていて賑やかだった。どちらかといったらこちらの方が好きだ。 活気があり、時折感じる匂(臭)いにアジアっぽさを感じるからだ。

そうこうしている内に日は落ちかけていた。 フエに到着したのが遅かったからしょうがない。少しだけ足を伸ばしつつホテルに戻る方向で行動した。

途中大衆食堂で食べたワンタンメンのようなものはベトナムに来て一番のヒットだった。2杯食べようかと思うほどだった。 ホテルに戻ると旅の疲れを癒そうと浴槽にお湯を張った。いざつかろうとしたら殆ど水だった。

最初にちょっとお湯が出てその後は水だったのだ。まあアジアでは良くあることだ。 初の浴槽につかり、2日ぶりのベットで気持ちよく寝ることができた。

フエ町歩き観光

フエ町歩き観光
ホーチミンより落ち着いた雰囲気。交通量が少なく、客引きもうっとおしくない。

ドンパ市場

地元客で溢れるドンパ市場
地元客で溢れるドンパ市場。観光擦れしていないので良い。
ドンパ市場周辺
周辺にもお店が出ている。素朴な感じがGood.
ドンパ市場
屋内は1階が食料品や雑貨、2階が衣料品を扱う

フォン川

フォン川の夕日
到着が遅かったので早くも日が落ちてくる
フォン川にかかる橋
夜のフォン川
あっという間に夜になってしまった

大衆食堂で晩飯

地元客が多いローカル食堂
地元客が多いローカル食堂

ワンタン麺みたいなやつ

今日の晩飯のワンタン
2杯食べようかと思ったほどウマかった。

今日は町歩き中心であんまり観光しなかったけど、明日はバイクでがっつりとフエ巡りする予定だ。

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