ビニャーレス渓谷~ハバナ観光

訪問都市: ハバナ

観光: ビニャーレス渓谷のツアー参加、ハバナで年越し

ビニャーレスツアー

今日は昨日申し込んだビニャーレス渓谷のバスツアーに参加する。 8:00集合で帰りは18:00の10時間のツアーとなっている。

ビニャーレスまでは3時間以上はかかるので、大半を移動で費やしてしまう。 あまり観光する時間はないという印象を持ちながらの参加ではあったがはたしてどうなんだろうか。 自分たちのホテルが一番最初のピックアップだったようで、各ホテルに寄っていくので最初の1時間弱はグダグダだった。

出発から2時間半程度でピナール・デル・リオという町に到着した。この町はタバコの生産地で有名な場所だ。 平日だったら葉巻工場を見学すると思うけど、今日は大晦日なのでこの町ではお酒の工場と思われる所だけ立ち寄った。

ラム酒の試飲があったから多分ラム酒工場なんだろうが、ちょっとした機械が置いてあるだけで製造過程を見れたわけでもないので 立ち寄った意味がわからず、ただの休憩?と思える程度のものだった。

次に寄った展望台からのでビニャーレス渓谷の眺めは雄大で結構よかった。どうやら世界遺産のようだ。 この辺だと車窓からの景色もなかなか良く、時間さえあればツアーではなくバイクでも借りて気ままに走ってみたいなと思ったりする。

そして次のスポットはインディヘナの洞窟で、小船で遊覧した。 洞窟とか鍾乳洞の凄さとかはよくわからないし、薄暗いところで20分以上待って乗ったのは5分くらいと、アトラクションに乗りに来たような感じだった。

そして、大きな壁画のあるところでランチタイム。壁画はこのツアーの中での目玉観光スポットだと勝手に思っている。 高さは20メートル、幅は120メートルという巨大な壁画だ。最初はスゴイと思った。しかしそれにしても鮮やか過ぎる。 いつの時代のものだろうと思って調べてみると、現代のアーティストが描いたものだった。先住民とかが描いていたら価値があっただろうが、 現代となるとそうでもない。15人で5年もよく頑張ったって程度だ。

ラストは葉巻畑を訪問した。多分、ピナール・デル・リオの葉巻工場の代わりだろう。畑に小屋がり、そこには収穫した葉っぱが干されていた。葉から葉巻にする工程も披露していたけど、 人が多かったし、長閑な屋外でぼけっとしているほうが好きだった。

移動ばっかりという印象で終わるかと思っていたが、要所は押さえられていた。ツアーだから当たり前か。 このツアーをもって、キューバ内で観光したいエリアは全部まわったことになる。 感想としてはまぁまぁで、良かったと言えるほどのものではなかったけど、結果はともあれ行くとこができたので良かった。

ハバナで年越し

ビニャーレス渓谷のツアーからハバナに戻ったのは、夕方の6時ごろだった。

今日は大晦日なので、新年を迎えるまではまだ結構時間があった。

まず、Kさんのホテル移動のため、空きの確認をしにいった。 オールドハバナで一番安いRidoというホテルに泊まっていたのだが、合わなかったようで、グレードアップすることにしたのだ。 好みの問題で、自分にとってはRidoで十分快適だった。

年末なので空きが見つかりづらいと思ったが、近いところで見つかったので、同行動し辛くならなくて良かった。 食事をしにチャイナタウンに行くことにした。どの国に行っても大抵チャイナタウンはあるが、ここハバナにも存在する。 中華街の入り口は結構立派な門構えだったが、かなりしょぼい。

年末だし、店が閉まっているというのもあるかもしれないけど、見かけたのは数件のレストランのみだった。 味の比較ということで、中華料理屋で麻婆豆腐、炒飯、水餃子、拉麺を注文した。麻婆豆腐は普通で、後はおいしくなかった。 日本だと何処で食べてももっとおいしいし、やっぱり日本の食のレベルは高いと思う。

残りの時間はオビスポ通りをぶらぶらとしていた。24時が近づいてくると、人の流れが大きくなり何処かに集まるような雰囲気を感じた。 パルケセントラルまで様子を見に行ったけどよくわからなかったし、キューバ人はキューバ人で集まるのだろうから、 自分たちは観光客の多いオビスポで新年を迎えることにした。24時ジャストに若干騒がしくなったものの、さりげなく年が明けた感じであった。

その時はキューバ音楽が聴ける屋外レストランにいたけど、通常通り演奏が行われていた。 宿に戻ろうと、オビスポ通りを歩くと上から水がバシャバシャと降ってくる。通行人に水をかけるのがキューバの風習のようだ。 道は細く、左右のベランダにはバケツをスタンバイしている人たちがいるので、タイミングを見計らいながら、ジグザグに屋根から屋根へと移動しながら抜けていった。 くらうのが良いのか、くらわないのが良いかはわからないが、一回モロに浴びてびしょ濡れになった。

ホテルに戻ると、濡れて帰ってくる人がだいぶいたので、観光客は結構かけられているようだった。 年越しにしては地味な感じではあったが、現地の風習を味わうことができたので良かったと思う。

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