シンガポールからジョグジャカルタ(ボロブドゥール寺院遺跡)

訪問都市: シンガポール→ジョグジャカルタ

観光: ボロブドゥール寺院遺跡

シンガポールからジョグジャカルタ

シンガポールからインドネシアまではエアアジアで行くことになっていて、エアアジアを含むLCCの利用は今回が初めてだ。

シンガポールからジョグジャカルタのチケットとジャカルタからシンガポールまでのチケットをおさえてあり、合せても16000円程度となかなかお手頃だ。 フライトが多い場所を拠点にすれば短期の旅行でも行動範囲がうんと広がるだろうし、前々からLCCはどんなものか試してみたい気持ちがあったので少々楽しみだ。

まず航空券がレシートの様な薄っぺらい紙で、コスト削減なのか分らないが早くも安っぽさを感じた。だけど、通常の航空券のように折れてしまうことに気を使わなくて よいのでこっちの方がよいと思った。重さもサイズも制限を少し越えていたので、航空券が安い分こういうところできっちり回収されるのかと思ったが、その辺はノーチェックだった。

そういえばバックパックに変な物が入っていて、荷物チェックで引っかかってしまった。長い金属の棒が入っているだろうと言われ、心当たりがなかったが、セキュリティーの人がバックをあさると 一本の火箸が出てきた。普段キャンプで使っていて、無くしたと思っていたものが成田のチェックを抜けてここで出てきたのだ。

向こうの人には何だか分らないだろうし上手く説明できなかったので凄いイヤな顔されたし、パスポートも記録され残念な気持ちになった。パッキング前には中身の確認をちゃんとすべきだろう。 フライトは11:10発の12:20着で時差が一時間あるのでおよそ2時間だ。機内食はおろか飲み物もお金を払わないと出ないし、座席も前方スペースが非常に狭く窮屈に感じたが、いずれも短時間のフライトであれば 問題ないし、トータルで考えてもコストパフォーマンスが優れているし機会があれば積極的に利用していきたいと思った。

ジョグジャカルタ

空港から出ると結構な数の客引きがまとわりついてきて、ここに来てようやく海外に来たなという実感がわいてきた。

胡散臭そうな雰囲気だったので、空港のタクシーカウンターでチケットを買って市内に出た。 多くのバイクとペチャという三輪の人力タクシー、少々ノイジーで混沌とした感じがアジアっぽくてイイ感じだ。 ジョグジャカルタの滞在は2泊だけの予定で、メインのうちの一つのボロブドゥール寺院遺跡ではサンセットとサンライズの両方を見てみたいと思っていた。

遺跡の敷地内にあるマノハラホテルというところに宿泊できればそれが可能となるのでベストだ。 なるべく早くボロブドゥールにいきたかったので、空腹ではあったがすぐさまバス停に向かうことにした。 そこまではペチャを利用してみたのだが、タクシーと違い雰囲気がダイレクトに伝わってくるので面白い。

到着したバス停は市バスっぽい雰囲気の場所で、ボロブドゥールまでは2時間位の中距離となるが本当にそこまで行くのか微妙に感じた。一応目的地を伝えてチケットを買ったが、 30円程度と非常に安く、料金からしてもどうも違っている気がしたので再度確認したらバスターミナルで乗り換えて行けとのことだった。

市バスには30分程度乗り、ターミナルに着くやいなや乗り換えのバスが到着したのですぐさまチケットを購入して乗り込んだ。そこから90分程度でボロブドゥールに到着した。 ジョグジャカルタ市内と比べればだいぶ田舎っぽく落ち着いた雰囲気があり、ペチャでのんびりと周るのが面白そうな良い街だと感じた。 まずはマノハラホテルに向かった。

飛込みではあったが部屋が空いていた。前後はどちらもフルだったようで、運が良かったようだ。 6000円程度とインドネシアにしては高額なだけあって、部屋は勿論のこと、共有スペースなどもとても綺麗で快適に過ごせそうだった。 このホテルの宿泊客はボロブドゥール寺院の入場が無料となるのだが、通常の入場券の枠では18時までしか入れないらしく、日没の時間はもう少し遅いので、 サンセットを見るなら別途高額なチケットを買う必要があった。

ジョグジャカルタの二大遺跡のうちの一つで、折角なのでサンセットとサンライズの両チケットは購入し 日没まではまだまだ時間があるが、のんびり観光しながらその時を待つことにした。

ボロブドゥール寺院遺跡

公園の中にあるホテルだけあって、ボロブドゥール寺院まで歩いてすぐだし、時間内であれば何度でも出入りできるので、少々VIPな気分だった。

目の前に結構デカイ遺跡がドカンと現れた時はおおって思えた。彫刻は全部で5kmの長さがあるらしく相当なものだ。それに、それぞれには意味もあるみたいだ。 頂上の段には上ることは出来なかった。

写真で見て上れることを知っていただけあって、災害の影響で上れなくなってしまったのは残念だ。 一段違うだけでも遮る物がなくなるので景色は大分変わっていただろう。夕日は若干曇り気味であったがまずまず見れたといった感じだった。

サンセットチケットを持っていても通常枠プラス1時間程度しか滞在できなかった(ラマダンで警備の人が早く帰りたいだけの様にも思えた)ので割高感はあったが、 自分らを含め4人の日本人しかいなかったので、独占してのんびりと観光できるという点では良かったと思う。 夜はここで会った日本人と食事をして過ごした。

ボロブドゥール寺院遺跡

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