エルミタージュ美術館と「夏の宮殿」ペテルゴフ

訪問都市: サンクトペテルブルク

観光: エルミタージュ美術館、ペテルゴフ「夏の宮殿」

エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルクで一番の観光名所ともいえるエルミタージュ美術館は、フランスのルーブル美術館、アメリカのメトロポリタン美術館とともに、世界三大美術館のひとつに数えられる。約300万点の所蔵品を有し、展示室を全部歩くと20km以上になるとも言われるほどの超巨大ミュジアムだ。
行列ができて入場するのに時間がかかるようなので、開館の1時間近く前から並ぶことにした。たまたまかもしれないが、思ったほど行列は伸びず、朝一を狙っていくほど混まない印象だった。

ようやく入館し最初に現れる宮殿装飾に見とれていると子供がどうも眠そうだ。ほどなく、ぐったりと眠ってしまい抱っこのまま見学せざるを得なかった。入館後わずか10分の出来事だ。美術館は普段行かないので美術館=絵画ばかりだと勝手に想像していたが、〇〇の間といった部屋自体が展示室になっていたり、彫刻・工芸などの美術品も相当数あった。絵は興味がなく見ても分からないが、それ以外の美術品は見ていると意外と興味深くなってきて思いの外楽しめた。滞在時間は3時間くらいだったが、ずっと抱っこで腰が限界だったのと、今日はもう1箇所観光したかったのでほどほどで切り上げた。駆け足でも広すぎて見切れてないので後日余裕があったらもう一度来ようと思う。

ペテルゴフ「夏の宮殿」

ペテルゴフはサンクトペテルブルクから30km離れた、フィンランド湾に面した美しい噴水と宮殿がある場所だ。エルミタージュ美術館のわきからフェリーが出ていて、35分で結んでいる。

朝っぱらの3時間の抱っこ疲れからか、フェリーに乗るとウトウトと半分くらい寝てしまった。下の公園にも多数の噴水があるが、噴水の時間があるようなので、桟橋からまっすぐに宮殿に向かった。大滝全体で37体の銅像と64の噴水があるようだ。天気も良く、銅像は光り輝いていたし、噴水も綺麗だし心地良かった。子供は水があるところにいくといつも喜び、さらに金ピカの銅像は裸なので、おち○ちん、おし○こ、などと叫びながら大はしゃぎだった。
宮殿内も見学したが、撮影禁止だったし、噴水周りの印象の方が強くてあまり思い出せない。
何時だかに音楽が鳴り響き、一斉に噴水がストップした。やはり噴水があってこそだと感じ、ギリギリながら良いタイミングで観光できてよかった。

帰路は時間的にフェリーが無いので、バスで戻ることにした。
サンクトペテルブルクにせよ、モスクワにせよ、中心地は全く生活感がなく、みんなどこに住んでいるんだろうという印象だったが、バスの車窓からは住宅地が眺められた。マンション一つとってみても、国によって作りが違うので意外と見ていて面白い。

ボルシチとビーフストロガノフ

ボルシチとは牛肉に野菜などを入れて長時間煮込み、ビーツを加えて赤色に仕上げたスープだ。そしてビーフストロガノフは、牛肉と玉ねぎなどを炒めてサワークリームでぬ混んだ料理だ。どちらもロシアを代表する料理といえる。ホテルのそばにカフェレストランがあり、通るたびに嫁が気になると言っていたので入ってみることにした。
この2品はロシアに来てから何度も食べていたが一番うまかった。めずらしく店員さんの愛想も良く、キッズスペースがあって子連れ歓迎な雰囲気だし女の感はすぐれているいるもんだ。

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