エカテリーナ宮殿・ネヴァ川クルージングツアー

訪問都市: サンクトペテルブルク

観光: エカテリーナ宮殿、ネヴァ川クルージングツアー

エカテリーナ宮殿

今日のスケジュールはエカテリーナ宮殿オンリーで残りはその時の流れにまかすこととする。
エカテリーナ宮殿は個人よりかはツアー利用した方が良さげだ。というのも、アクセスがちょっと面倒というのに加え、チケット(枚数制限あり)がツアー客優先となるらしく、運が悪いと個人では見れない可能性がある。なので、ツアーに参加することにした。
ネフスキー大通りにツアーブースが密集したエリアがあるのでそこで申し込んだ。英語ツアーは時間帯が悪かったので待ち時間なしで参加できるロシア語ツアーに参加することにした。

ツアーだとはぐれないように気を使わないとならないので意外と面倒に感じた。
さて、エカテリーナ宮殿だが、サンクトペテルブルク郊外の避暑地にあり、「夏の宮殿」とも呼ばれている。宮殿の外壁は300mにおよび、青がとても涼やかだ。内部見学だが、大広間はとにかく豪華絢爛で見てるだけで説明は不要なほどだ。エネルギーをもらい金持ちになれそうな気さえしてくる。部屋は55あり、回廊を進みながら様々な部屋を見学していった。他にも様々な豪華な部屋があるが、中でも「琥珀の間」がずば抜けて豪華だ。琥珀とは植物の樹脂が数千万年という長い年月をかけて化石化した一種の宝石のようなものだ。それが部屋一面という、とんでもなく豪華な間である。

宮殿を出ると庭園が広がっている。エカテリーナ公園と呼ばれている巨大な公園だが、宮殿の庭だろう。園内には宮殿や彫刻などが点在し、大池もある。のんびりと散歩しながら過ごしていると、当時の貴族の贅沢な生活ぶりがうかがえる。

ネヴァ川クルージングツアー

血の上の教会のそばに川が流れていて、通るたびにボートツアーに参加して見たいと思っていた。程よく時間があまり、ついにそのタイミングがきた。
歴史的なものよりかはこういう単純なものの方が個人的には楽しみやすい。子供も大喜びで僕の嗜好は子供寄りだ。
街中の小さな運河を進みながらネヴァ川へと向かっていった。相変わらず綺麗な街並みだ。血の上の教会を回ったりもしたので、まだ見ていない角度から見学できた点もよかった。

幾つもの橋の下をくぐり抜け、最後の橋を抜けたら視界が一気に開けた。とても開放的でその瞬間に子供は「うぁー」と声を発した。小さいながら、何かを見て感じ取っているんだなと思い、その姿は印象的だった。
ネヴァ川からはエルミタージュ美術館をはじめ、様々な建物を違った角度で見学できる。

船旅に浸っているとちょっと不安な出来事があった。ヘリがやたら上空を飛んでいるのだ。4機横並びに上空を通過し、さらに後ろからまた4機。今度は戦闘機が4機、また4機と規則正しく通過していく。何処に向かっていくのだろうか・・。街中の川を運行中も戦車を一台見かけたし、物々しい雰囲気だ。
観光用か。いやそんな訳はない。戦闘体制なのか、まさかそんなはずは。

乗客をみる限りマズイことは起こってなさそうだが、状況がつかめないので少し不安に感じてしまう。戦勝記念日が近かったので軍事演習だったのだろう。貴重なものを見れたと思う。しかもちょうどエルミタージュ美術館の上空を通過する姿を船上から見れてタイミングも良かった。

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