ソフィア観光&ヴェリコ・タルノヴォへ

訪問都市: ソフィア→ヴェリコ・タルノヴォ

観光: ソフィア市内観光

ブルガリアの首都ソフィア – 長時間のトランジットを経てようやく到着

家を出てからモスクワまでのフライト+トランジットで丸1日以上費やしていたので モスクワからソフィアの数時間のフライトは、乗った気がしない程あっけなく感じた。 空港を出た瞬間に感じた風は実に清々しかった。 遠くに見える山頂には残雪があり、爽やかさを際立たせた。 今まではアジア圏ばかりであったので、大抵はもわっとした生ぬるい風で、独特の匂いもあったので、一層そう感じさせたのもあるだろう。

ソフィア市内まではバスで行こうと思っていたが、バス停には誰もいないし、 なんだかよくわからなかったので、タクシーを使うことにした。 タクシー乗り場では市内まで20ユーロかかるとか言われたが、物価の上昇を考慮してもまずないと思ったので、 空港内のインフォメーションで目的地を伝えて、手配してもらった。メーターで17レヴァ(9ユーロ)だったが、 メーターの挙動がなんだかおかしい感じがし、定かではないが改造メーターで若干ボラれた気がした。

ソフィア観光 – 数時間だけの短期滞在

タクシーを止めてもらった最初の場所は、ガイドブックに堂々とかかれているので おそらくソフィアで最も有名な場所だろう。アレクサンドル・ネフスキー大聖堂とかいうもので、 バルカン半島で最も美しいと言われているらしい。5000人を収容でき、高さは50mと結構デカく、豪華な建物だった。 中にも入れるらしいが、外観の見学のみにとどめ、さくさくと観光することにした。というのも、ソフィアには宿泊する予定がなく、 本日中に別の街に移動することを考えていたからだ。

そしてすぐそばにある解放者記念像を見に行った。 アレクサンダル2世という露土戦争の勝利によって、ブルガリアをオスマン朝支配から開放した英雄のようだ。 もともと見たいものがあるわけではなかったので、とりあえず街を散策してみることにした。

ヨーロッパ圏への旅行は初めてだったので、見慣れない街並みに新鮮さを感じたが、ちょっと寂しい感じもした。 なんか、人がいる割には活気が感じられない。アジアだといたる所に屋台が出ていたり、客引きとか、なんだかんだで混沌としているが ここではそんなことはなかった。もともと自分の好きな雰囲気である事を望んで訪れた訳ではないので、こんなもんかって感じで、それはそれで構わないが。

街並みに関しては、雰囲気の良いところと悪いところがはっきりとしている印象を受けた。 良いところは、綺麗な建物が立ち並び、憩いの場があったりと雰囲気が良い。 だけど、ちょっと路地を歩くと落書きだらけで、実際は分からないが、治安が悪い街なんじゃないかと思ってしまう。 散歩しながらいくつかの観光スポットの写真だけは撮っておき、早足でソフィア観光を済ませた。

次の目的地はヴェリコ・タルノヴォというところを考えていて、バスで3時間位なので、遅い時間の到着を避けると、逆算して17時ごろにはソフィアを出発したいところだ。 適当にぶらぶらしていて、既に現在地が分からなくなっていたので、タクシーでバスターミナルに移動した。 このときに空港のタクシーがやはりおかしいことが判明。まともなタクシーだと結構安いと思った。多分あの時は1.5倍位とられていたのだろう。 ヴェリコ・タルノヴォ行きのバスは日中であれば毎時出ていて、空席もあったのでタイミングよく待ち時間なしで乗り込むことが出来た。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂

ソフィアの路面電車

ソフィアの路面電車

ソフィアからバスで古都ヴェリコ・タルノヴォへ

ソフィアから約3時間のバスの移動の後、ヴェリコ・タルノヴォへ到着したのは夜の7時位だっただろうか。 こっちは日が長いので、明るいうちに行動できる時間が若干残っている感じだった。暗くなると面倒なので、さっさと宿を押さえなくては。

ガイドブックを確認し、割安で立地のよさそうな気になるホテルがあったのでまずはそこに行くことにした。 バス停にいたブルガリア人に地図を見せ、現在地を確認しようとしたが、伝わらなかったのか分からなかったのか、 場所の把握は出来なかった。だけど、タクシーをつかまえてくれたので、それに乗ることにした。 運転手はメーターを使おうとせず、7レヴァと言うのみ。ぼってるのはあからさまだが、空車のタクシーがいつ来るか分からない微妙な場所だし、 何しろ、せっかく停めてくれたのに乗らないのは悪いと思い使うことにした。 残念ながらホテルは閉鎖されていた。

どうしようか考えていたら、話しかけられた。インフォメーションは夕方で閉まってしまうが、 運よくその人はそこの人だった。一緒にオフィスに行き、希望を伝えると宿を手配してくれた。 イスタンブールへの国際列車についても尋ね、色々調べてもらったが情報が見つからないとの事だった。 まもなく迎えの車が来てホテルへと移動した。中心地に滞在しようと考えていたので、そこは中途半端に遠く不便に感じられたが、 写真で見て綺麗だと思った丘の一角で、テラスからの眺めも良かったので、結果として大正解だった。

ブルガリアに到着してからの食事は、ソフィアで大きな一切れのピザを食べただけでだいぶ空腹だったので、レストランに行くことにした。 ブルガリアでポピュラーなやつが欲しいと伝えると、煮込み料理が出てきて、これがなかなかイケていた。 ちょっと歩いただけだが、雰囲気が良い街だし、食事も美味しいので、明日の観光は期待できそうだと思った。

ヴェリコ・タルノヴォ

ヴェリコ・タルノヴォ
ヴェリコ・タルノヴォの町なみ。石畳に暖色系の明かりがノスタルジーな感じだ。
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