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ホーチミン市内観光

訪問都市: ホーチミン（夜行の鉄道でフエへ）

観光: ベンタイン市場、サイゴン教会

ホーチミン – 市内を観光して夜に列車でフエに向かう

今日の夜は列車でフエに行く予定なので、遠出はせずに市内を観光することにした。

出発の時刻は１９時だったので時間はそこそこある。近場で朝食を済ませた後、あてもなくぶらついてみた。最初に見つけたのは路上の市場だ。

デタム通りから近いところで名前は分からない。主に海鮮物や野菜などの食料品を扱っているところだ。何かを買うわけでもないが、現地の人の生活を覗けるので見ているだけでも楽しい。

スーパーなどはないので食料品はこういったところで購入するのだ。暑い中生ものを扱うので衛生的でない印象を持っていたが、皿の上の魚が生きていてとても新鮮な感じがした。

その後次の目的地を考えるため近くの公園に行った。ベンチで少し休んでいると、バイクタクシーの運転手が話しかけてきた。

バイクタクシーを利用するときは運転手の雰囲気で乗るか判断しているが、利用する気にはならなかった。何度断っても帰ろうとしなかったので、結局自分からこの場を去って別のバイクタクシーを捜した。

買い物でもしようと思い、行き先はビンタイ市場にした。

運転手にちゃんと伝わった気がしたので後ろに乗って向かった。意外とすぐに到着したのだが、

そこはビンタイ市場ではなくベンタイン市場だった。

運転手と別れた後に気づいたのでもう手遅れだったのでベンタイン市場を見ることにした。似た名前の市場があったとは..。本を見せてから乗ればよかったと思った。しかしながらベンタイン市場は最大規模の市場なので見ごたえはある。

値段は高く買い物には向いていなそうなので見るだけにしようと思った。市場内は大変広く食料品から衣料、雑貨と何でも揃いそうな感じだった。

軽く見た後に表に出ると直ぐにコーヒー売りから声を掛けられた。

日本語で色々と話しかけてきて味見もできるので少しよってみようと思った。アイスコーヒーをもらったのだが実においしい。コーヒーは２杯目だったが、ベトナムのコーヒーは美味しいという印象がいっそう強まった。結局豆を購入してしまったのだが冷静に考えると非常に高い。

ビンにはちゃんと値段が書いてあるが、日本語がうまいので日本人相手に商売している人だろう。その時は暑さと疲れで正常な判断が出来ずに、値切らず購入してしまたのだ。コーヒー売りと話をした時にアンドン市場が安いと言っていた。

そこは問屋だし、先日も別の人から安いという話を聞いていたので、アンドン市場に行くことにした。

バイクタクシーをつかまえ、今度は本を見せてココに言ってくれと伝えた。写真も載っているし、ベトナム語でアンドン市場の名前も書かれているので今度はちゃんと目的地に着くだろうと思っていた。運転手が着いたというので建物を見ると白くて大き目の建物でおお。これがアンドン市場かと思った。

バイクから降りたところは建物を覆っている柵の外だったので入り口を見つけて入ろうとしたが、どうやら統一会堂という別のところだったのだ。確かに写真と似ていたが…またミスった。２回連続で目的地に着かず、しかも雨も降ってきたのでちょっとめいった。

結局中には入らずに周辺を散策することにした。ちょっと歩いているだけで何度も客引きに声を掛けられる。

雨が強くなって木の下で雨宿りしていると直ぐに人が寄ってくる。まったく落ち着かないのでレストランに入って雨が止むのを待った。お店のすぐ側にサイゴン教会があったので少し立ち寄った。

昨日はライトアップされた教会をみたが、昼間に見ても優雅な雰囲気がしてまた良い。今日は疲れていて腰を下ろす機会が多いせいか、ここでも３、４回物売りに捕まってしまう。

列車の時間までは何時間かあったのだが、暑さとダルさでこれ以上観光する気にはなれなかった。気が向いたら駅周辺をぶらつけばいいと思い、サイゴン駅へ行った。

駅内のベンチで休んでいてふと外を見ると土砂降りになっていた。どうしようもないので、本を読みながら出発の時間を待った。

列車は出発の２０分程前には乗車できた。フエまでは結構な時間がかかるが、景色を楽しみながら移動できるので結構楽しみでもあった。景色が見やすいようにチケットは４人用寝台室の下部シートで購入しておいた。自分の席について出発の時間を待っていると、残りの３席の人が乗ってきた。

驚いたことに大人３人と子供４人の７人も乗ってきたのだ。バイク同様に乗れるだけ乗るみたいな考えがあるのだろうか。そう思えた瞬間だった。外は暗いので朝から景色でも見ようと思いすぐにねてしまった。

ホーチミンからフエまでは20時間におよぶ長時間の鉄道旅だ。