訪問都市: ヤンゴン→バゴー
観光: チャカッワイン僧院、シュエモード・パヤー、寝仏、チャイプーン・パヤー、 ミャンマー人宅訪問
列車の出発時刻は7時15分で30分前には到着するようなので、早めの出発となった。歩いていこうと 思ったが、ホテルを出るとタクシーが待機していたので利用した。だいぶ早く着いてしまったので 自分の席の確認をし、ホームで出発の時を待っていた。 ヤンゴンからの出発は定時通りだった。
アッパークラスは一番上のクラスだが、全然その様な感じはしなかった。列車自体が古いせいもあるが 冷房どころか電気すらついていなかった。バゴーまでは70kmで約2時間かかる。 そこまでは停車駅がないので時速はその半分ということになる。かなりスローペースだ。
老朽化が激しいせいか、かなりの縦揺れがあった。揺れというよりもバウンドしながら走っている感じがする。 とはいえ古い列車は味があってなかなか好きだ。 進行方向の窓側の席だったので到着までは存分に景色を楽しむことが出来た。
バゴー駅を出るとヤンゴンにいた時と全く雰囲気が違った。町が古くて田舎っぽい印象を受けたが、活気もあり面白そうだと思った。ヤンゴンでは殆ど見かけなかったサイカーが沢山走っていた。
暫く町をぶらついた後に休んでいるとサイカーの運転手がやってきた。駅を出たときから話しかけられ ずっと断っていたのにまだ付いて来ているとは思わなかった。しかし自分が何処にいるかも分からなく なっていたので宿泊予定のミヤ・ナン・ダ・ホテルまで乗せてもらうことにした。
彼はエンペラー・モーテルの客引きでもありこっちに連れて行かれた。両ホテルは向かい合っているので 場所的には問題ない。部屋を見せてもらいにあがると、部屋よりも屋上に上がれて景色が見れるので その点に引かれてここに決めた。
ここまで同行したサイカーの運転手と観光することにした。 行き先はチャカッワイン僧院、シュエモード・パヤー、寝仏×2、チャイプーン・パヤー、その他数箇所だ。
最初に行ったのはチャカッワイン僧院で、ここには常に1000人以上の僧侶が修行に励んでおり、その生活を 見学することができる。規模も大きく僧院内を自由に歩きながら気軽に見学できるので興味深いところだった。
次に見学したシュエモード・パヤーの歴史は古く1200年以上昔にさかのぼるといわれている。23mの塔を 建てたのが始まりで、何度も改築されいる。現在では114mあり、ヤンゴンのシュエダゴン・パヤーよりも高い。
見所はバゴー川を超え、バゴー駅の裏のほうに点在している。駅を超えて暫くすると田舎っぽくなり、 仏塔が点々と見えるくらいでそれ以外は殆どなくなってきた。仏塔見学も良いが、 普段乗る事のないサイカーに乗り、景色を見るほうが好きだ。途中でちょっとした所を見学しつつ 寝仏に到着した。
シュエターリャウン寝仏に行くように伝えていたのでそこだと思っていた。 しかし、全く気づかずにこれがバゴーで最も有名な寝仏かと思いながら見ていた。 顔や格好が違いに気づかない位なので、それ程興味がないということだ。実際のところ過程の方が好きなので それっぽい物を見れれば何でも良いのだ。屋外の寝仏を含め3箇所ほど見学した後にチャイプーン・パヤー に向った。
ここは少し遠いのだが、ラストということで無理を言って連れて行ってもらった。 他の仏像と比べるとユニークだ。高さ30メートルの太い柱の4面に四方を向いて仏像が座っている。 大きな仏像が見守るかのように4体も座っているのだからインパクトがあった。
運転手と呑みに行く約束をしていたので、ホテル戻った後に近くの店に入った。 4人でビールを飲みながら色々話した。最初ホテルに着いたときは客引きがたむろしていて落ち着かない 印象だったが、接してみると穏やかでフレンドリーな人達だと感じる。その内の一人から家に遊びに来ないかと 誘いがかかった。この国では珍しくない事を知っていたので割と安心して誘いに乗ることにした。
ミャンマーに来て初の三輪バイクタクシーに乗って家に向った。割と近かったが驚くほど何もないところで 家というよりか小屋だった。電気・水道などは一切ない。家族は子供4人を含む6人家族だった。 外に茣蓙をひき、少しだけ話をして翌日も来る約束をしたので、日が落ちる前に切り上げることにした。 庭で遊ぶ子供達が可愛く、微笑ましい光景だったのが印象深かった。