平渓線の旅

訪問都市: 台北

観光: 平渓線(菁桐、十分、猴硐)、金瓜石、九分

菁桐へ

まずは台鉄の台北駅から瑞芳駅へ向かった。

座っていると「そこは私の席だ」という人がいて、別の席に移動してもまた言われたりもした。 乗った電車が間違いだったのか良く分からない状況だったし、多くの人が降車したので到着したかもと思いとりあえず降りてみた。

瑞芳ではなかくしくじったと一瞬思ったが、平渓線へは容易につなげた。とりあえず平渓線の時刻表の写真をとり、どの順でまわるかを考えた。 鉄道は1時間に1本程度しかないし、そもそも各駅でどれだけ時間が必要なのかもわからないので時間配分が難しそうだと思った。

4か所は全て行っておきたいので終着駅の菁桐から戻りながら観光するプランにした。

下車して早速目に入る願い事が書かれた竹筒が印象的だった。駅前には土産物屋が軒を連ねていて、ちょっと散策してみるもののほかには何もなかった。 田舎は好きだが、竹筒が無ければ何の特徴もないただの田舎でしかないと感じた。時間をもてあましつつ、次の便で平渓へ移動した。

平渓

この駅は他の3駅と比べて観光客が少ないようだが菁桐よりかは楽しめた。

天燈といういわば空飛ぶ提灯を扱っている店があった。 元々は山賊が去ったという通信手段としてに天燈を上げていたようだが、現在では幸福祈願として願い事を書いて空に放つそうだ。 天燈に何かを書いている人の姿は目にしたが、空に放たれるところまでは確認できなかった。

この駅には地元密着型の食堂もいくつかあるようで、民家の中にさりげなくあった食堂で昼食をとった。大きく看板をあげた店よりも こういった場所の方が素朴で落ち着くし、味も普通に美味かった。

十分

十分は天燈上げが盛んで、沿線で最もにぎわっている町のようだ。

町の真ん中に線路が敷かれ、そこで天燈上げが行われる光景も頻繁に目にすることができた。 そういえば以前テレビで台湾の天燈上げの様子を見たが、思えばこの場所だったんだろうと思う。

何を書いているのか気にしてみると、中国語が大半でハングルもちらほらで、台湾観光客が多いのかなと思った。 最初の2駅は微妙な感じだったが、徐々に良い感じになってきている。

猴硐

猴硐は猫の町といわれているほど猫が多い。猫は結構好きなので触れあえればうれしいと思っていた。

さすが観光地にいる猫だけあって人慣れしている。触ろうとすると逃げちゃう猫もいるけど、堂々と居ているのもいるのでそれなりに触れあえ、癒された。 何処を歩いていてもいたるところから猫が出てくるので、ほんと猫だらけって感じだった。

以前は炭鉱町で有名で、炭鉱産業の衰退により街の活気が一時期なくなったようだ。猫の町の反対側が博物園区になっているが、 猫目当ての人が多いのか、こっちは閑散としていた。

金瓜石、九分

夜の九分を見てみたいと思い、瑞芳から近い金瓜石と組み合わせてまわることにした。

金瓜石には興味が無かったので、日が暮れないうちにサクッと丘に上って町並みを写真に収めただけだ。 足早に九分に向かい、丁度良いタイミングで到着した。九分は2回目になるが、以前は初めての一人旅の時で、 九分までのアクセスに迷っているときに出会った台湾人と4人で観光した。

町を歩いていると何年も前の事だが記憶が蘇り懐かしい気持ちになった。 日中の九分も良いが、やはり夜の方が景色が綺麗だし、街並みの趣もあって良いと感じだ。 台北行のバスにはものすごい行列ができていて、何時乗れるか分からなかったので、一旦基隆に行ってから電車で台北に戻ることにした。

基隆もまた、その時の台湾人と夜市に行ったところなので懐かしくも少し切ない気持になった。 今日はだいぶ多くの場所を観光したし、宿に戻ると先日のメンバで旅話をしながら深夜まで飲み会をしたので濃い一日だった。

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