ダッカ観光 – 世界一の人口過密都市

訪問都市: ダッカ

観光: ショドルガット、ショナルガオ

首都ダッカに到着

ダッカに到着したのは朝の7時位だっただろうか。まだ外に出ている人は少なく、初日に見たダッカと比べると 随分と静かで違う雰囲気だった。何処でバスを降りたのか分からなかったが、尋ねてみると中心部だったので ひとまずダッカ駅にリキシャで向かった。

まずはホテルを探す為に周辺を歩いた。駅沿いには数件のホテルがあったが、それ以外には見つからなかった。ダッカではショドルガットとオールドダッカは観光する予定だったので、その付近に滞在したほうが利便的かとも思ったが、方向感覚がないし、リキシャ利用時にも場所の説明が容易な為、駅の近くに決めた。

チッタゴンで鉄道に乗れなかったので、ダッカ駅からいける場所はないかと探していたら、一時間で行ける程近く、なんとなく面白そうなところを見つけた。本には一時間おきにダッカから出発すると書いてあったのだが、 駅に行って確認してみると発車時刻まで3時間以上の空きがあった。チケットカウンターに張られた紙は読めないが、4行の記述があったので、その場の雰囲気からして4本分の時刻表だろう。 待つには長すぎるので、バスでそこまで行って、帰りは船で戻ってこれるかも確認したが、曖昧な感じだったので 諦めてショドルガットに行くことにした。

ショドルガット – 活気が溢れる船着き場

ショドルガットまではリキシャで移動した。オールドダッカの側にあり、到着までの町並みも見ていて面白い。 到着するやいなや2人組に声をかけられた。観光客は少ないながら、ここに訪問する人の割合は比較的多く 若干すれているのだろう。とは言え、日本人は1日二人位しか見かけないと言っていた。ダッカ一の観光スポットと言っても過言ではない場所の割には少なく感じる。

一緒に中に入り彼らの舟のもとに行くと早々に、とりあえず乗りなと言わんばかりに誘ってくる。 トラブルになりかねないので、まずは利用時間や料金の話をしようとごたごたしていると、 セキュリティの人がやってきて、免許をもっているのかなどの話をしていた。 誰でも彼でも観光客を相手に出来るものだと思っていたので、意外としっかりしているもんだと思った。

時間当たり200タカで一隻借りることにして、小船に乗り込んだ。 ショドルガットはとても活気に満ちたところだった。大型の客船や物資の運搬船などが連ねていて、 川の対岸へと向かう小船も頻繁に行き来している。軽くクルーズした後に対岸で一旦舟を降りた。

そこには多くの大型船が止まっていて、デッキに上がり、周りを眺めてみると一面船だらけで迫力があった。 また、造船や修理をしている場面も見学し、今まで見たことがなかったので非常に興味深かった。 案内してくれたガイドさんは客の扱いに慣れていてベテランな感じがした。日本人の名刺を沢山持っていたが、 それだけのことはあると思った。彼の説明は半分くらいしか理解できなかったけど、一隻造るのに沢山の工程があり多くの人と時間がかかるんだなと感じた。

近くにちょっとした市場があり、この川で取れたものなのかは分からないが、魚も売られていた。 何の変哲もない市場であっても、その素朴さはバングラデシュらしく感じられるところだった。

再び川に戻って舟を進ませる。この先目的地があるわけではなく、ガイドさんと話しながらのんびりと過した。 気づけば出発の地から大分離れている。時間がかかるので適当な所で降ろしてもらいたかったが、そういう訳にはいかないらしい。

途中で大型の船が近づいてきたので、ロープを括り付けて牽引されて戻ることになった。 手漕ぎの舟では時間がかかるので、荒業に出たようだ。砂の運搬船のようで乗客はいなく、貸切のような気分だった。デッキにも上がると見晴らしも良く、また違った楽しみ方が出来たのは良かった。

ショドルガット

ショドルガット

ダッカ郊外の古都 ショナルガオ観光

ダッカからバスで30分位の場所にショナルガオという古都がある。そこに行くべくバスターミナルでチケットを購入してバスに乗り込んだ。バスの移動だと降りるタイミングが難しい。周りの人に尋ねても通じているのかいないのか良くわからなかったが、一人のおじいちゃんがそこで降りるような雰囲気だったので、大丈夫だろうと思い到着を待った。

渋滞があったので到着までは一時間くらいかかった。ショナルガオまではリキシャかタクシーに乗り換えて移動することになるのだがそのおじいちゃんは親切にも何台かに声をかけながら適切な値段の運転手を探してくれた。 バス停付近は賑わっているが、リキシャを少し走らせると、田舎っぽくてのどかな雰囲気だった。 民俗館で停車するかと思いきやそのまま進んで、歴史的建築物が建ち並ぶ街、パナム・ナガールに到着した。

レンガ造りの古い建物が建ち並び、タイムスリップしたかのような感覚になる。このような町は保護されているのだと思ったいたが、中には住んでいる人がいるのには以外だった。 どうやら民俗館の開館までは時間があったみたいなので、座り込んでのんびりとしていると3人の少年がやってきた。暫くの間質問攻めに合い、その後近辺を少々案内してもらうことになった。 何だか分からない古めかしい建物をみたが、それよりも、むしり取ったライチをつまみながら、現地の人と話をしている時間の方が貴重に感じる。

開館の時間を見計らってリキシャで民俗館へと向かった。ここは元々領主館で、今は民俗博物館となっている。 建物の景観は良く、水辺沿いに佇む様子は絵になった。建物の中は小さな部屋が沢山あり、工芸品や生活用品が展示されていた。興味が無いこともあるだろうが、大したことがないように思った。周辺は公園のようなかんじになっており、お土産物を扱う店が並んでいる区域もあった。暑さでへたっていたので、木陰の芝生に座り込んで、ぼーっとしている時間が長かった。

ダッカ郊外の古都ショナルガオ

ダッカ郊外の古都ショナルガオ
ショナルガオ

ショナルガオはダッカから余裕で日帰り観光できる距離にあり、雰囲気も全く違うのでなかなか良いところだと思った。

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