シェムリアップ観光 – バイタクで遺跡巡り&プノン・クロム
訪問都市: シェムリアップ
観光: ベンメリア遺跡、プリア・コー 、バコン遺跡、トンレサップ湖、プノン・クロム
バイタクでベンメリア遺跡へ -「天空の城ラピュタ」のモデルの遺跡
午前9時にバイタクの運転手と待ち合わせしていた場所に行くと、ベンメリアに行かないかと誘ってきた。 先日と同じ運転手で既に予定は伝えてあったが、ベンメリアの方が遠くて稼ぎになるのでこちらの方が良いのだろう。 ベンメリアにも興味があったので予定変更でOKした。ガソリン代が無いらしく2ドル先に払い、その日暮らしなんだなと感じる。
シェムリアップ市内から70km程離れておりバイクで1時間半位かかっただろうか。郊外に出ると風景も全く変わるし、 ローカルな生活を眺めながら移動するのも楽しい。ただ、他のアジアの国と比べてみても生活は貧しく感じ、これでも 他の地域に比べるとマシな方だろうから、観光しているのが申し訳ない気持ちも半分ある。
ベンメリアは「天空の城ラピュタ」のモデルになっていると言われている遺跡で、熱帯樹の茂る密林が遺跡全体を覆っている。 最初は一人で歩いていたが、建造物は倒壊していて、踏み入れて良い場所もわからなかったので子供のガイドをつける事にした。 石はコケで覆われていて、一歩一歩足場を探しながら進まないとならない箇所もあるが、探検気分で楽しい。 修復が施されない状態でひっそりと佇んでいるので、跡発見当時の姿を目の当たりにできるのが非常に良い点だ。
プリア・コー / バコン遺跡
シェムリアップ市内に戻る途中に幾つかの遺跡を見学した。最初に見たのはプリア・コーという遺跡だったがあまり印象に 残っていない。次のバコン遺跡はアンコールワットの原型でピラミッド型の寺院で、高さもそこそこある。 近くで演奏をしていた人がいたので、上に登って聴きながら暫くまったりとしていた。その後は名前の良くわからない遺跡を見た。 観光客は誰もいなかったが、警備の人がいたので、たまに訪れる人が来るのだろう。
プリアコー
バコン遺跡
バイタクドライバーの家へ
運転手の家はこの遺跡のすぐ近くと言っていたので、少し見せてもらうことにした。 ものすごく質素な生活を送っているようだ。簡素な造りの民家で屋内はこれといった物が無い。 テレビがあったので電気はかろうじて使えるのだろうか、水は水瓶に貯めているものを使い、調理は外で炭を用いて行なっている 様だった。 生活は苦しいだろうが、子供とか凄いニコニコしているし、お金は無くても幸せに暮らしているように見えるのは表面しか 見てないせいだろうか。日本とのギャップが大きすぎて複雑な気持ちにさせられてしまった。
プノン・クロムでサンセット – スコールでそれどころではなかった
プノン・クロムはトンレサップ湖の近くにある丘で、ここもサンセットの絶景スポットだ。 バイクを走らせ目的地に近づいてくると、水上生活の集落が見られ、雰囲気も大分違ってきた。 丘の上までは歩いて30分くらいだったと思うが、プノン・バケンよりもやや距離があったように感じた。
登る途中の景色がとても良く、期待を膨らませて山頂を目指していた。ところが夕方になると雲行きが非常にあやしい。 この時期は雨季なので夕方になると天気が崩れやすいのだ。山頂で夕日が沈むのを待っていると、どんどん天気がきわどく なってくる。 目の前の大きな雨雲がこっちに向かって近づいてくるのが目に見えて分かり、スコールも時間の問題だ。 迷った挙句引き返すことにした。またもや夕日を見ることが出来なかったが、晴れていればかなりイケてる所だろう。 帰りは大自然のシャワーをしっかりと浴びながらバイクでゲストハウスへと戻った。
トンレサップ湖
プノン・クロム
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