パナマ(パナマシティ)
パナマシティ到着
飛行機をおりると熱帯地域らしい蒸し暑い空気を感じ、いよいよ中米の旅が始まったと実感する。
街まではコストダウンのためバスかせめてタクシーをシェアしたいと思っていたが、結局面倒になって一人でタクシーを使った。パナマでの28ドルはちょっとした宿代なので高いと感じるが、空き宿が見つかるまで4件まわってくれたこともあり、時間の節約も出来て結果オーライだった。
移動中にみた街並はこれといったものがなく、全く町歩きに向かない気がした。庶民的な移動手段は路線バスくらいで敷居が高いし、かといってタクシーはあまり使いたくないので、さぁどうしようかとおもった。 2日間機内泊だったので疲れきっていたが、シャワーを浴びてから町歩きを始めることにした。
パナマ観光
歩いていて全く面白そうな所が無かったらどうしようかと思っていたが、数ブロック歩いてみるととても賑やかな通りに出て安心した。
繁華街は一本の通りに集中しているようで、ホテルが密集しているエリアは少しだけずれているので、車外の街並みがパッとしなかったわけだ。エスパーニャ大通りとそこから旧市街へと続くセントラル大通りはどこも大変賑わっている。中でもそう感じさせたのは、爆音で鳴り響く音楽のせいだろう。
あちこちのお店で音楽を流していて、少し裏に入った住宅街でも外まで音が漏れるほどの家もいくらかみかけた。音楽と生活が密接しているあたりはキューバに近い空気を感じる。キューバも中米なので、中米諸国はそのような傾向があるのかもしれないが、それは追々わかってくるだろう。
あきることなく歩き続け、カスホビエホ地区に到着した。ここは世界遺産に登録されている旧市街でパナマの観光スポットだ。旧市街だけあって、町並みは古いというかボロいところが多々あり、だけど綺麗なところはキレイといった所で、この歴史地区もキューバのどこかでみたような感じがするところだった。
パナマ湾沿いに出ると新市街の高層ビル群が見渡せなんとも対称的な雰囲気だった。パナマでは見ておきたいと思っていた景色で、位置からしてここにくれば多分見れるだろうと推測で訪れた面もあたのでみれて満足だった。 ホテルまではやや遠いが帰りも歩くことにした。
往路の時もだが天気が不安定で、雨が降ったと思ったら晴れてとても暑くなるのが何度もある。雨が降ったタイミングでカジノに入った。何回か見かけていて一回くらいは入ってみたいと思っていたのでちょうどよかった。ビデオスロットしかないようなところで、観光客向けというよりかは、地元の人が気軽に遊ぶような雰囲気の場所だった。表記がスペイン語のためわかりづらいところもあったが一応宿代くらいは浮いたしそれなりに楽しめた。
宿に戻りちょっと休んでから食事をしようと思って外に出てみるものの、昼間の雰囲気とは一変して殆どの店がシャッターを下ろして、人通りも少なく歩きづらい。まだ7時位だというのにどうしたことか。治安の問題の可能性があるので歩かない方が賢明と思い、 ホテル併設のレストランで済ませた。3日ぶりのベッドで疲れが相当出ていたので部屋に戻るや否や爆睡した。
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