ニカラグア(マサヤ・マナグア)

訪問都市: ニカラグア(マサヤ、マナグア)

観光: マサヤ火山、マナグア市内

マルサ・ケサダ地区

観光前に次の目的地までの交通手段を押さえるのが先決だ。中米を旅していて思ったのが、国際バスの本数は少なく、しかも日中の移動になるのでロスが大きい。せっかくなのでサン・サルバドルを1日観光したかったが、エルサルバドルはスキップして一気にグアテマラシティにいくことにした。

バス会社はマルサ・ケサダ地区に集中していて、そこは強盗多発地点で有名で多くの旅行者が昼夜関係なく被害に遭っている危険地帯だ。勿論、午前中であってもタクシーでの移動が基本だ。車内から外を見ていて思ったのが、危険な空気を感じないことだ。マナグアは全体的に人通りが少ないので、ここがとりわけ少ないとは感じないし、町並みが荒れている感じもしない。

情報を持っていなければ、普通の警戒レベルで歩いてしまっていた可能性もありそうなくらいだ。通常であれば第六感で踏み入れては行けない場所はわかるものだが、最悪の場所であってもそれを感じさせない場合もあるというのは非常に厄介だと感じた。

マサヤ観光

今日はグラナダを観光する予定で、途中にマサヤという町があるのでそこによってみようと思う。あとはマサヤ火山の火山口も出来れば見てみたい。

マサヤまではバスで1時間もかからない程度だった。バスを降りてすぐに思ったことは、混沌としていて面白そうだということだ。ターミナルの目の前は市場になっていて、路上でパラソルを広げてフルーツなどを売っている。肩や頭に物を乗せながら運ぶ人々や、自転車タクシー、馬車などはニカラグアにきてから よく見かけるようになった。

中米に対するイメージはあまり持ってはいなかったが、なんとなく、発展途上の泥臭い雰囲気を目にして中米らしくなってきて楽しいと感じた。路地にも多くのお店が出ていて、炭火で何かを焼いていて煙たい感じも好きだ。軽く町を歩いた後、タクシーでマサヤ火山に行こうと思い、時間と料金の目安をお店の人にきいたらとても親切に教えてくれた。

何だかんだで、私も一緒に行きたいと言ってきたので一緒に行くことにした。店を閉めてまで付いて来たい意味があやふやだったが、タクシーではなくバスターミナルの方に歩き出したので、ガイド料としてタクシー代が欲しかった事が分かった。店を閉めるのもうなずけるし、こちらとしても現地の人とローカルバスで行くのも楽しそうなので問題ない。

降りるタイミングをミスったらしく20分ほど歩いて戻った。敷地内に入るタイミングで人数分の入場料がかかり、火山口までも車での移動となるので、ガイドブックに乗っている情報通りにはいかなそうで、この選択をして正解だと思った。街歩きが中心だったので、自然を見るのは新鮮に感じる。

火山口はガスでもやもやとしていてあまり見えなかったが、そこからの景色は壮大だったし、火山口自体も初めてであったのできて良かったと思う。それに展望台だけでなく、プチトレッキングのような感じで、ある程度周辺も歩き回ることが出来るので結構面白かった。グラナダに行くと帰りのバスが心配になる時間帯だったので、マナグアに戻ることにした。

マナグア観光

マナグアは見所が少ないし、自由に歩き回れる場所でもないので、タクシーで廃墟のカテドラルまで行き、その周辺を少し歩くのみにとどめることにした。

街中では歩いている人が非常に少ないが、このあたりは人が多かった。すぐ側に遊園地があり、屋台も出ていたので、今までみたマナグアで一番賑わっていた。カテドラルは美しく、静寂感がある。先日訪れた、新しく建てられたカテドラルよりも全然良いと思った。建物に興味は無いが、良いものを見れた感じがした。ちょっと歩くとマナグア湖だが、そこは汚く、夕陽も逆方向に沈むので残念な感じだった。

帰りに屋台で食事をした。炭火で焼いた肉を使っているので美味しそうだと思ったが、何肉かもわからず、噛みきれないくらい固くてお腹を壊さないか若干心配になった。帰りもタクシーを利用した。タクシーとはいえ、マナグアでは目的地に着くまではだいぶ警戒してしまう。

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