シラーズ&テヘラン観光

シラーズ – マーケットで買い物

今日はイラン旅行の最終日。シラーズからテヘランに戻り、その日のうち発つので移動だらけのストイックな日になるだろう。 シラーズには巨大なマーケットがあるが、祝日や観光との兼ね合いであんまり見れていなかった。思い残すところはマーケットくらいだったので、出発までそこで買い物をすることにした。嫁の希望なので、自分は半分くらい子守をして待っていた。途中、昨日ここで一緒に食事をしたイラン人のおじいさんに再開した。 家は車で少し行ったところと言っていたが、それにもかかわらず頻繁にマーケットをうろついているようだ。リアルが尽きそうだったので、おじいさんの助けをかり、両替所まで案内してもらった。連絡手段も時間も無い中嫁と別行動は少しリスクに感じたが無事合流。もう少し時間が欲しいところだったが一応買い物も済み、タクシーで空港へ向かった。

シラーズからテヘラン – テヘラン観光

シラーズに来るときはイスファハーンからの夜行バスだったのでちょっと遠かったが、ここからテヘランまでは飛行機なので楽ちんだった。 テヘランでは一箇所だけ見ておきたいところがあった。観光できる時間はだいぶ限られているので、空港からタクシーで直行することにした。 そこは、世界最大のピンクダイヤモンドがお目にかかれる宝石博物館だ。小さい子供と一緒は厳しそうで、閉店間近だったので交互も無理だ。 これも嫁の希望の方が強かったので、またもや自分は子守りしながら外で待っていた。待っている間、フレンドリーに話しかけてくる人がいて、首都なのにスレてない感じが良いと思った。 そして、残りの時間は少し早足ながら、公園によったり、マーケットで買い逃したみやげ物を調達して過ごした。

テヘランの空港へ ドバイ経由で帰国

マーケットで話しかけられた兄ちゃんの弟がタクシーのドライバーだったので、利用させてもらうことにした。 ドライバーは英語が全くなので兄ちゃんに国際空港に行くことを伝えてタクシーに乗った。問題ないと言っていたが、高速道路の分岐で道を間違えたようで大幅な遠回りとなり、飛ばし気味だった。どのくらい道を外したのか分からなかったので少し心配だったが、クリティカルなところは余裕を持つようにしていたのは幸いした。 テヘランからはドバイを経由して大阪へと帰国した。

所感

2歳児とよくもまあ遠くまで旅行したものだと思う。おしりに注射を打たれるというトラブルもあったが、大きな問題もなく、色んな物を見て色んな人と触れ合って充実した旅行だった。多くの国に行って若干マンネリ気味だったが、イランは別だった。嫁も同じ意見だ。 素敵な観光地が多いとい言うのも勿論のこと、人が良いところが何よりも良い点だ。残念な点は美味しい食事にあまりありつけなかったことだ。家庭料理は美味しいと聞いたことがあるが、飲食店はファーストフードが多いのでレストランを探すのにも苦労する。そしてお酒が飲めないのも厳しい。普段も飲むが、旅行中こそ飲みたい思いがある。

食は旅行における重要な要素だが、それを上回る人の良さ。とにかく、フレンドリーで親切で、子どもに対しても可愛がってくれる人が多かった。 「ようこそイランへ。イランを楽しんでくれ」という思いがひしひしと伝わってくる場面が非常に多い。イスラムと聞くだけで危なっかしいイメージを抱く人が多いようだが、全くそんなことはない。イスラムはおもてなしの心をもった文化だ。日本はおもてなしの国と言われているが、イランこそ真のおもてなしの国だと感じた。

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