世界遺産のライステラス in バダット村

訪問都市: バナウェ→バダット村

観光: 世界遺産のライステラス(棚田)

バナウェに到着

バナウェに到着すると大勢の宿の客引きがバス停で待機していてなんとも地方らしい。

バナウェの中心地はとても小さいので自分で宿さがしも容易だと思ったが、感じが良い客引きがいたのでついて行くことにした。 部屋も価格も申し分なかったのでそこに決めた。

チェックインまでは時間があったので併設されているレストランで食事をし、 帰りのバスのチケットもおさえに行くことにした。翌日の夜行は既に満席のようだったので明後日のチケットを購入した。 そんなに混んでると思わなかったが短期旅行の場合だとこの手が危なっかしいので早めに動いておいて良かった。

バダット村に滞在してライステラス(棚田)を堪能

バナウェを訪問した目的は世界遺産にも登録されているライステラス(棚田)を見ることだ。

個人で行くのは容易ではないのでツアーを組むことにする。宿の人からも打診があったが、やけに高いと思ったので観光案内所にも足を運んだがそんなものだった。

乗り物もガイドも人数割りなら安く感じるが、1人だと致し方ない。シェア出来る人がいないか探してみたが見つからず、1人で利用することにした。時間があったのでバタッド村の宿泊込みの1泊2日のフルプランにした。

トライシクルでの移動だと思っていたが、1人だったせいか2輪バイクのタンデムだった。 山道を走行するので場所によってはガレ道だったり、水はけが悪かったりと2輪で走行するには悪路だった。

コケる可能性が高そうだったが、国内でもモタードで林道を走ったりするのが好きなこともありそれはそれで楽しめた。 ビューポイントで何回か停車させつつバタットに向かったが、途中に見えるライステラスでもなかなか素晴らしものだった。 村からお目当てのライステラスまでは山道を歩いて向かう。

日本にも棚田はいくつもあるが、バナウェの棚田はケタ違いのようだ。 ガイドブックによると高さ1500mで端から端までを平らに延ばすと地球を半周する長さにもなるという。何処をどう延ばした長さか良く分からないが、人手によって地球の半分規模の物を造り上げたというのはすごいことである。

棚田は眺めるだけでなく普通に中を歩いて移動することもできる。景色を楽しみつつ滝のあるスポットまで歩いて向かう。 棚田の淵を歩くときは足を踏むはずしてポチャリといかないよう要注意だ。滝では泳いでいる人もいたが、体力を消耗していて眺めることしかできなかった。

宿に戻ってからは、周辺を軽く歩き、後はテラスでまったりとしながら過ごした。 食後部屋に戻って少しくつろいでいるとあっさりと寝落ちした。夜行バス明けということもあってだいぶ疲れている。

ほどなくマッサージをしに婆さんがやってきた。滝でマッサージはどうだと話しかけられて、いいねと応えたのだが、 まさか宿までやってくるとは思ってもいなかった。

宿の人にもたのんでいて、ダブルブッキングになっていたので30分ずつ2人からやってもらうことにした。現地の人は生活がかかっているのになんとなくノリで応じてしまったことに申し訳ない気がした。

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