訪問都市: 中国(広州)
観光: 広州市内観光
ロシアから日本まで一気に帰るとしんどそうだったし、ついでにもう一カ国観光できるので帰国便は広州で途中降機する航空券にしておいた。 広州に到着し、預け荷物を待っていたが出てくる気配がない。薄々気づいてはいたが、ストップオーバーの有無に関わらず荷物は最終目的地まで運ばれてしまうようだ。
職員にたずねてみたところ、2〜3時間待てば荷物を回収することができるみたいだが、たかが1泊なので、諦めることにした。 ガイドブックはもともと家に忘れてきたし、着替えは買えば良いし、必需品は手元にあったので時間を無駄にすることもなかろう。 (後日関空で荷物が残念なことになっていたので、今思えば荷物をピックアップできなくて良かったくらいだ。)
広州は今回で3回目の訪問となる。過去2回は中心地に泊まったが、今回は時間がないので空港に近いホテルに滞在する。空港周辺は何もないイメージだったが、泊まるところは調べた感じ栄えていて、ちょっとした街歩きと食事程度なら十分そうだった。 ガイドブックもネット環境もなかったが、最寄りも駅名とホテル名だけで簡単にたどり着けた。ロシアに比べると外国とはいえ日本のようでなんとかなる感じが強い。
妻は疲れでダウンしていたので子どもと二人で街を散策することにした。 ホテルの部屋から肩車した状態で外出し、途中で歩かせようとしたタイミングで靴を履いていないことに気づいた。けど、1時間ほどしか出歩かない予定だったので肩車のまま観光することにした。
ホテルの近くには市場があった。けっこう大きめで、この周辺の住人はみんな使いそうなローカルな市場だ。生きた魚をガンガンさばいていたり、生々しい肉が吊るされていたり、生鮮食品がメインだった。いかにもアジアな雰囲気で見慣れた光景とはいえちょっとワクワクした。 子どももやけに元気で、肩の上からあっち行って見よーとか色々リクエストしてきた。アジア人を見て安心を取り戻したのかもしれない。 街中も活気があった。雑貨店や衣類の店が多かったが、音楽が流れていたり、店員さんが大声でPRしていたりで賑わっている。後ほど服を買って食事をするので目星をつけてホテルに戻った。
買い物と食事のため再度外出した。まずは昨日から着ている汗臭い服をどうにかしたかったので、ホテルそばのショッピングセンターで調達することにした。家までつなぎなのでなるべく安く家族全員分を揃えた。2店舗で購入したが、どちらも店員さんの対応がすごく良いと感じた。 普段の生活からするとごく普通なのだが、ロシアでは無愛想なふるまいが多く、接客時に笑顔はまずないので、そのギャップで一層そう感じた。その後は、食堂を2件ハシゴしてちょいちょいお腹を満たしたが、こちらでも対応や雰囲気が和やかだと感じた。ロシア人は決して冷たいわけではなく、仕事中は笑顔を見せずに働くという文化にすぎない。しかしながら笑顔は大切だと思った。