ジョグジャカルタ観光(ボロブドゥール遺跡、プランバナン)

訪問都市: ジョグジャカルタ

観光: ボロブドゥール遺跡、プナンバナン遺跡、ボコの丘

ボロブドゥール遺跡のサンライズ

サンライズの集合時間は非常に早く、歩いてすぐに到着するのにも関わらず真っ暗な時間であった。

自分だったらゆっくり寝ていたい気持ちがあるので夕日の方が楽でいいと思っていたが、前日の僅か4人のサンセットとはうらはらに 大勢の人がいたので少々驚いた。朝日の方が遥かに人気があるようだ。

しばらく遺跡を散歩しながら時間をつぶしていると、明るくなりかけて、目の前には朝靄が広がってきてなかなか良い雰囲気であった。 だけど天気が良好でなかったため、朝日を拝む前にどんどん明るくなってしまい、とっくに日の出の時間を過ぎてしまっていた。

写真で見るような朝日に染まる遺跡を見てみたかったが、気付けば日中の観光と変わらない状況になってしまったので残念だった。 前日も十分に見学したが、せっかく早起きして来たのだから、再度遺跡をゆっくりと歩きながらしばらく過ごした。

プライベートカーで観光しながらプランバナンへ

このボロブドゥール寺院遺跡がこのエリアでメインの見所だが、ちょっとした遺跡も周辺にある。

次の予定はプランバナン遺跡だが、そのちょっとした遺跡も観光してみたい気持ちもあった。 ホテルのフロントで相談すると、プライベートカーで寄り道しながらプナンバナンへ向かうことも可能とのことだったので、手配してもらった。

最初に立ち寄った遺跡には観光客は誰もいなかった。5分で十分と思えるくらい小さな遺跡で、数ショット撮って終了。 そして次に観光したところはなかなか良かった。遺跡は先ほどのものより少々グレードアップした程度であったが、 そばに立っている見たことの無い木が非常に大きく、気持ちが悪いくらい多くのツルの様なものを垂らし、インパクトがあった。

ガイドブックには木の事は書かれていなかったが、木の方が観光スポットと思えるほどの集客ぶりだった。 途中、ジョグジャカルタの鉄道駅に寄ってもらうことにした。間違えた日付でチケットをおさえてしまった事を前夜に気付いたのだ。

ホテルの人に数回電話してもらったが誰も出ず、帰りの飛行機に間に合わないチケットを一日ずらしてもらいに直接出向くことにしたわけだ。 チケットがパーになるのはまだしも、フルで予約出来なかったらどうしようと心配していたが、手数料を払うだけで変更できたので一安心だった。

その後インドネシアテイスト溢れるレストランで食事をしてからプナンバナンに向かうことにした。 大好きなナシゴレンを注文したがおいしくなかった。そんなに外れるような料理ではないと思っていたがそんなことはなかったようだ。 まだ美味しいインドネシア料理を一度も食べていない気がする。

プナンバナン遺跡

観光前はボロブドゥールの方がスゴイと勝手に想像していたが、プナンバナンも負けじと劣らず立派なもので、 遺跡を正面に歩きながら近づいている時に既になかなかスゴイと感じていた。 幾つもの塔が建っているが、一番大きなものは立ち入る事ができなくなっていた。こちらもやはり災害の影響を受けているようだ。 裏に回ってみると、激しく崩壊した遺跡が多数あった。もともとは中心部にあるような形状をしていたのだろうか。 いつ崩壊してしまったのだろうか。崩れている遺跡も時の流れとともに自然の煽りを受けた結果であり味がってよいとも思える。 だけど、状態がよければかなり立派な遺跡なんだろう。そんな事を考えながら周囲を散策していた。 ここは遺跡公園になっていて、他にも2つ3つの遺跡が手持ちの地図にマークされていたので次の予定を考慮し足早に移動した。 すぐそばにあった名前もわからない小さな遺跡は完全に崩壊していて原型を想像することもままならない程だった。 途中でLUMBANGという遺跡に少し立ち寄り、公園の一番奥にはSEWUという大きな遺跡があった。 こちらも一部を残して瓦礫の山となっていて、中に入れる状態ではなかった。 ボコの丘からの夕日を眺めたかったので、早足での観光であったが、時間にゆとりがあればのんびりと観光したいと思える遺跡群だった。

プナンバナン遺跡

ボコの丘

ガイドブックには僅かな情報しか書かれていないボコの丘だが、丘というだけで登りたいと思ってしまったので、寄ることにした。 小さな一枚の写真を見た感じだと凄く良さそうな場所に感じたが、実際はまあまあといったところだろうか。

展望台のような場所があり、そこまで登ってみても周辺の木が邪魔をしていることもあり、景色があまりよく見えない。 雲も出ていたし、綺麗な夕日は見れないだろうと思い、日没の時間まで待つ気にはならなかった。

展望台の下のスペースの方が視界が開けていて広大に感じられるので良い。人が少なく静かで落ち着いた雰囲気の場所なので、 天気の良い日だったら何処かに腰掛けながらのんびりと日がおちるのを待っていたいと感じた。 帰りにチケットに付いていたドリンク券でも使おうと、ちょっと下った入場口付近の店によった。 町並みは展望台よりもよく見えてこっちの方が全然いいじゃんと思え、帰り際に良い景色が眺められて良かった。

ボコの丘

ジョグジャカルタ市内へ

メインの2つの遺跡はもう観光したし、翌日のことを考えると市内にいた方が何かと都合が良さそうなので、 ジョグジャカルタ市内のホテルに滞在することにした。

宿は何とかゲストハウスという名前のところにしたが、かなり確りしていて、値段もそれなりだがゲストハウスの中ではハイグレードな感じだった。 食事は宿ではなく近くのお店で食べようと思い、ペチャで移動することにした。外は大変暗く、下手に迷ったら戻るのが大変だと思ったわけだ。

ペチャのおじさんは食事をしている僕らを待っていた。片道か往復の料金か曖昧なまま利用したが、結果往復のようだった。 料金は既に払っていて、ばっくれられても不思議じゃない状況だったので良い人だと感じた。 明日は市内をペチャで観光するので、朝会えたらこの人に頼むかもしれないだろう。

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